公開日

返還「御後絵」のレプリカ公開

2024年、アメリカから沖縄県に返還された琉球国王の肖像画「御後絵」のレプリカが8日から県立博物館・美術館で公開されています。

8日開幕した「御後絵と琉球絵師の系譜展」で初めて公開されたのは、2024年3月、アメリカから県に返還された第四代・尚清王と第十三代・尚敬王とそれに第十八代・尚育王の御後絵の原寸大のレプリカです。

返還された御後絵はいずれも原本であることが判明しています。

県教育庁文化財課 浜地龍磨主任:
東京文化財研究所の協力を得て、蛍光撮影・近赤外線撮影を行って、かつてのモノクロ写真、鎌倉芳太郎が撮影したものと、線描の部分や金箔を散らした部分の形状が一致するのかという画像解析を行いました

沖縄文化研究の第一人者である鎌倉芳太郎が1925年に撮影した御後絵の写真と返還された御後絵では金箔の形が一致することなどから原本と確かめられたものです。

県教育庁文化財課 浜地龍磨主任:
若干の経年劣化は見られるが、しっかりと金箔が使われているというところは目で見て判然する

県教育庁文化財課は2025年度から御後絵の修理に取りかかり、完了まで最短6年はかかる見込みだということです。

展示会は5月11日までで4月22日からは期間限定で返還された御後絵の原本の一部も公開されます。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい