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重慶爆撃の遺族会が来県 平和構築へ交流提案
日中戦争のさなか日本が中国の重慶で行った爆撃による犠牲者の遺族らが4日、県庁を訪れ平和交流に共に取り組もうと呼びかけました。
重慶爆撃は1938年からの3年間で日本軍が当時の中国国民政府の首都重慶に対し行った無差別爆撃で犠牲者は1万人を超えると言われています。
4日県庁に池田副知事を訪ねたのは空襲の犠牲者の遺族などで作る団体です。
空襲で2人の姉を失った男性は「沖縄も重慶も戦争で甚大な被害を受けた。戦争が二度と無いよう平和的な交流を持ちたい」と述べました。
池田副知事は「あらゆる戦争を否定する気持ちや平和を願う強い思いは一緒です」と応じました。
重慶からの訪問団は5日、読谷村のチビチリガマで開かれる慰霊祭に参列し、6日には那覇市で交流会に参加します。
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