公開日

第46回沖縄研究奨励賞 戦争体験者の想いの継承など3人が受章

沖縄の地域振興に貢献する優れた研究を称える沖縄研究奨励賞に2024年度、3人の研究者が選ばれました。

沖縄研究奨励賞は沖縄の地域振興や学術振興に貢献する人材の発掘と育成を目的に1979年から始まり、自然科学や社会科学、それに人文科学の分野で優れた研究成果を上げた個人やグループを称えます。

今年度の受賞は3人で、このうち、沖縄大学の吉川麻衣子教授は18年間にわたる「沖縄戦体験を語り合う場」の活動を通して、500人あまりの体験者と向き合い、熾烈な戦争体験を語るまでの心情の変化や語ることの困難さも併せて継承していく重要性を示しました。

沖縄大学 吉川麻衣子教授:
沖縄戦を体験された方々と一緒に作ってきた研究なのでその方々と一緒にとらせていただいた賞だと思っています

戦後80年となる2025年、吉川教授は体験者の言葉を紡いだ研究成果をホームページなどで発信し、想いのバトンをつないでいきたいとしています。

沖縄研究奨励賞はこれまでに110人と10グループが表彰されています。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい