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辺野古抗告訴訟で県が敗訴 普天間基地の移設問題をめぐる県と国との法廷闘争は終結

普天間基地の辺野古への移設計画を巡り、沖縄防衛局による軟弱地盤の設計変更申請を不承認とした県の処分を国が取り消したのは違法だとする県の抗告訴訟で、最高裁判所は県の上告を退けました。

裁判は、沖縄防衛局が申請した軟弱地盤の設計変更を不承認とした県の処分を国土交通大臣が取り消したのは違法だとして、県が裁決の無効を求めていました。

福岡高裁那覇支部は去年9月、県に原告適格が無いとして一審判決に続き控訴を棄却し、県はこれを不服として上告していましたが、最高裁判所は1月16日付で上告を退け県の敗訴が確定しました。

これにより、普天間基地の辺野古移設を巡る国と県との訴訟は全て判決が確定しました。

玉城知事は「最高裁には憲法の保障する地方自治の本旨を踏まえ公平・中立な判断を期待していただけに、司法が何らの具体的判断も示さず門前払いをしたことは極めて残念」としたうえで、「多くの県民の負託を受けた知事として、辺野古新基地建設に反対する私の立場はいささかも変わるものではありません」とコメントしています。

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