北部大雨復旧進む 大宜味村の断水も解消へ
記録的な大雨によって川が氾濫した国頭村では12日ボランティアも加わり復旧作業が進められました。また3日間にわたって大宜味村で続いていた断水は12日中に全面復旧する見通しです。
国頭村比地ノイズ廃棄物仮置き場にごみを置く男性国頭村比地では廃棄物の仮置き場も設けられ、水に浸かった畳や家具、家電などが積み上げられています。
▽復旧にあたる職員:
「あそこのグランドに5人くらいヘルプが欲しいという話でしたので・・」
12日は復旧作業のボランティアとして金武町と宜野座村、それに県庁の職員、およそ25人が駆け付け、住民と協力して住宅の清掃や家財道具の運び出しなどを手伝いました。
大雨で住宅が浸水した住民は村内のホテルなど5か所に避難しています。
比地公民館も避難所として使う想定ですが片付けは難航しています。
▽片づけにあたる人は:
「ここが終わったらホールが、まだ畳を外して下が泥になっているので、そこも今からやるつもりです。たぶんきょうでは終わらないですね。」
▽国頭村比地の竹田伸之さん:
「(家具は)ほぼ駄目なんですけど、ここまで濡れたら諦めが付きました。。1カ月くらいは様子を見ないといけないと思います。」
▽金武町役場の安冨祖勧さん:
「自分たちがやっている場所は人数がいる分順調に進んでいるんですけど、まだ手が回っていないところは支援を待っているところがあると思う。」
国頭村比地には14日も恩納村の職員がボランティアとして復旧にあたる予定です。
大雨で浄水場に泥水が流れ込み大宜味村では3日間にわたって断水が続いています。
▽グループホームえすの里宮城翔太郎支援係長:
「水の確保が一番大変でしたね。排泄は雨水を溜めてそれをバケツに入れて流すという感じで」
12日朝までに一部地域で給水が再開され、こちらの福祉施設もようやく蛇口から水が出るようになりました。
▽宮城翔太郎支援係:
「圧がしっかりかかっていないということなので、使用するのを控えてくださいということで(水が)出はしますが使用できていない状況です」
また大雨の影響で泥水が流れ込んだ津波浄水場はきのう給水タンクへの送水を始め午後4時現在、村内の7割の水道が復旧しました。
▽大宜味村津波の住民:
「電気よりも水がないと困るねと言っていたけれど、確かにそうだねと。どうにか3日はいいけれど、これが続くとどうなんだろうと。ほっとしました。きょうからは楽になるんじゃないですか」
大宜味村によりますと断水は12日中に全面復旧する見通しだということです。
また村、復旧後すぐは濁った水が出る可能性があるため、飲料水や料理に使う場合は水の状態を見て判断してほしいと呼びかけています。
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