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石西礁湖のサンゴの84%が白化 環境省「生態系に甚大な影響を及ぼす可能性」

石垣島と西表島周辺に広がる国内最大のサンゴ礁・石西礁湖で海水温の上昇などにより、サンゴの84%が白化していたことが環境省の調査で分かりました。

沖縄奄美自然環境事務所が9月、石西礁湖内の31地点を調査した結果、全体の84%にあたるサンゴで白化現象が確認されこのうち1割が死んでいる事が判明しました。

白化率だけをみると近年、大規模な白化があった2016年、2022年より低いものの、生きているサンゴ群体が占める割合を表す被度が減少しているなかで、84%が白化していることについて、環境省は生態系に甚大な影響を及ぼす可能性があると指摘しています。

サンゴは海水温が30度を超えると白化が進むとされていて、2024年、石西礁湖周辺では台風の接近が少なかった事もあり、1日平均の海水温が30度を超えた日が87日あったという事です。

環境省は12月にも追加調査を行い、影響の把握に努めるとしています。

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