公開日

沖縄の児童が対馬丸海上慰霊祭に参加 犠牲になった子ども達に祈りを捧げる

学童疎開船「対馬丸」の撃沈から80年となるのを前に、対馬丸が沈んだ海域で海上慰霊祭が行われ県内の小学生たちが参加しました。

那覇から奄美大島に向かうフェリーの上で執り行われた「対馬丸」の海上慰霊祭には、対馬丸記念会が企画した平和継承プログラムに参加する県内の小学生15人が参加しました。

児童たちは対馬丸が沈んだ海域に向けて黙とうしたあと、花を手向け80年前、疎開船とともに沈んだ子どもたちに祈りを捧げました。

ゆたか小学校5年洲鎌ひなのさん:
「亡くなった方々に私たちが平和を続けていくという気持ちでやりました」

天久小学校5年知念由依さん:
「あなたたちが巻き込まれた戦争の悲惨さをもう繰り返さないために、いまから奄美大島に行って勉強してきます」

14日午後には、対馬丸の慰霊碑が建立されている奄美大島の宇検村で慰霊祭が執り行われ子ども達も参列しました。

宇検村の船越海岸には対馬丸が沈没した後、多くの遺体が漂着し、村民たちが遺体を埋葬したことや、生存者を介護したことを元村長である元田信有さんが子ども達に伝えました。

参加者:
「これまでの勉強で海に死体がいっぱい流れ着いたというのが一番印象に残っていて、対馬丸の犠牲者に安らかに眠ってほしいという気持ちで参加しました」

対馬丸の平和継承プログラムに参加した子ども達は9月、対馬丸記念館で学んだ事や感じた事を発表します。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

HY 366日が月9ドラマに…

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい