「世界に通用する選手に」ブレない信念でドイツのシュツットガルトへ サッカー・花城琳斗(沖縄市出身)
18歳の節目に、世界に挑むサッカー選手がいます。花城琳斗選手です。ドイツ1部リーグのクラブチームシュツットガルトへの加入が決まり、今月、単身ドイツへと渡る花城選手に意気込みを聞きました。
ドイツ1部リーグのクラブチームシュツットガルトへの加入が決まった花城琳斗選手。
小学生の時に所属していた比屋根FCの初蹴りに参加するため母校のグラウンドを訪れました。
花城琳斗選手
「沖縄に帰ってくるとゆっくりな感じがして、自分は沖縄の空気感が好きです。(シュツットガルトへの加入が)決まった時はやっぱり嬉しかったんですけど、これからが勝負っていうのは自分の中でも強く感じました」
4歳の時にサッカーを始めた花城選手。
ボールを自在に操る世界のプレーヤーに魅了され練習に没頭すると、小学2年生の時にはサッカーの技を競う世界大会の日本代表に選ばれました。
比屋根FCでは小学4年生からエースナンバーの10番を背負い、卓越した足元の技術と得点能力でチームを沖縄、そして西日本の頂点に導きました。
花城選手の当時のインタビュー
「(夢は)世界に通用するプロサッカー選手になることです」
中学・高校はサッカーエリートの養成機関、JFAアカデミー福島で実力を磨き、世代別の日本代表にも選出されました。
去年、シュツットガルトの下部チームと対戦した際には3得点4アシストを記録。
その実力が高く評価され、今回の加入へと繋がりました。
花城琳斗選手
「(評価されたのは)アグレッシブな守備と、攻撃の時のアイディアだと思います。中学の時は負けていると感じる人もいたんですけど、そこで折れることなく続けていたので今があるのかなと思います」
「不撓不屈」をモットーに世界へと挑む姿は、後輩たちにとって大きな刺激となっています。
比屋根FCの後輩は
「全てがすごい」「止められないって思います。ダメ、速すぎる、無理だって」「かっこよすぎ、世界一憧れな先輩です」
花城選手の成長を支えているのは、夢を実現させるという強い信念です。
花城琳斗選手
「世界に通用するサッカー選手になることです。ブレていないです。自分の中でもっと成長したい。そこ(ドイツ)でしっかりと試合に出て、早くトップチームデビューするのが今年の目標です。(将来的には)やっぱりワールドカップに出る、メンバーに入って試合に出るっていうのが目標です」
幼いころから描いてきた夢へと突き進む花城選手。可能性に満ち溢れた若き青年が沖縄から世界に挑みます。
花城選手はシュツットガルトのセカンドチームにあたるU-21のチームに合流し、試合経験を積んだうえでトップチーム昇格を目指すということです。
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