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農福連携でバニラ栽培 記念の受粉式
洋菓子の香りづけに欠かせないバニラビーンズ。沖縄産のバニラの本格的な生産を前に16日、北中城村で花の受粉式が行われました。
身体や知的、精神に障害がある人が働く福祉事業所・ソルファコミュニティでは北中城村にある5000坪の敷地でおよそ1万株のバニラを育てています。
最初の苗を植えてから4年、バニラが花を咲かせ受粉の時期を迎えたことから事業を後押ししてきた滋賀県のパティシエや北中城村の比嘉村長を招いて受粉式が行われました。
「これを上にあげると中にめしべがあるんです。このおしべとめしべをくっつけないといけない。」
バニラは自然受粉が難しく人の手で丁寧に受粉させる必要があるそうです。これまで事業所で生産・発酵したバニラビーンズを使ったカスタードの試食では。
クラブハリエ山本隆夫グランシェフから本場・マダガスカル産よりも香りが良いとお墨付きを得ました。
「最後にアルコールっぽい感じ。ブランデーというか、お酒っぽい感じがする。フワ~って。」
ソルファコミュニティの玉城代表は沖縄産バニラビーンズの開発と安定供給を目指し障害者の雇用や県内の農家の所得向上につなげたいとしています。
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