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特集・那覇市長選 店先でまさか・・・ 酔客のマナー違反に悩むマチグヮー

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今月23日に投開票される那覇市長選挙を前に那覇市が抱える様々な課題に焦点を当てます。

長年、市民の台所として親しまれ観光客も訪れる第一牧志公設市場や周辺の商店街では飲食店の出店ブームを背景に深夜の騒音や客のマナー違反が問題となっています。

地域の分断を生みかねないマチグヮーの課題はどのように解決すればいいのでしょうか。


先月30日、金曜日の夜に撮影した第一牧志公設市場周辺の様子です近年、この一帯では手ごろな家賃と安く酒を提供する「センベロ」ブームが相まり市が把握してるだけでも周辺には30店以上の飲食店が軒を連ねています。

特に賑わいを見せる週末だったこの日はアーケードや路地にまでイスやテーブルが並べられ店から人が溢れていました。

こうしたブームを背景に地域ではある問題に頭を抱えています。
先月、公設市場周辺で撮影された一枚の写真。午前2時ごろ酔客による騒音で目を覚ました近隣住民が撮影した写真です。

今、市場周辺や隣接する商店街ではこうした酔客によるマナー違反が常態化しています。

矢野弘子さん
「この辺も全部被害あるけどこういう(店舗と店舗の)間。」

平和通り商店街で暮らし振興組合で理事を務める矢野弘子さんです。

商店街ではコロナ禍によって店を畳む店舗がある中で飲食店は商店街の活性化のため理解を示しますが現状には不満を抱えています。

▼矢野弘子さん
「(飲食店側は)人が住んでいるってわからなかったとか契約の時にこういう事があると聞かされていなかったから説得ではないけど話し合いを設けてルールを守るようにルールも決めつつ今、検討しているところですね」

平和通り商店街には1階を店舗2階を住居としている世帯もあり現在は26世帯が住んでいます。しかし、飲食店側はこうした実情を知らずまた営業形態など地域のルールも曖昧なため改善されない状況が続いています。

▼矢野さん
「特に週末朝起きたら路地に嘔吐物が一番多いですねあとは立ち小便起きたら臭いで迷惑していることは多いです」

周辺の公衆トイレは治安の関係上、24時間開放されていないためこうした行為が横行していて那覇市のまとめではこうした苦情は昨年度146件今年度は21件が寄せられています。

▼矢野さん
「本当に今は(ルールが)曖昧だからテーブルどんどん増やしていって、客席を増やす客数増えからそれだけ汚れもひどくなる状態なのでそこはちゃんとセーブしてほしい」

県民の台所として親しまれ近年は観光客にも人気のスポットとなっている第一牧志公設市場。しかし、こうした問題でイメージが悪化して客足が遠のかないか市場の商人たちは懸念を抱えています。

▼那覇市中心商店街連合会・粟国智光副会長
「ただこのエリアっていうのは我々商売人だけじゃなくて住んでいる人もいるし怖いのは住んでいる人と商売の人と飲食店がトラブル起こしてそういう関係になったら一番最悪なんですね。」

那覇市中心商店街連合会の副会長を務める粟国智光さんですマチグワァー文化を継承し魅力ある観光地という側面を発展させていくために粟国さんは条例制定の必要性を訴えます。

▼粟国さん
「きちんと街の状況も踏まえながら適切なルールに基づいて営業してもらいたい」

地域の分断を生みかねない状況に那覇市は今年6月、プロジェクトチームを立ち上げ騒音問題や路上飲み対策都市計画について話し合う3つの部会を立ち上げました。
しかし、条例を巡っては営業時間の規制が難しい事や対象地域をどのように設定するかなど課題がいくつもあり現時点で具体的な解決策は示されていません。

那覇市の重要課題として取り組んでもらおうと先週、商店街連合会の主催で候補者による公開討論会が開かれました。

▼粟国さん
「一定の計画性を持って課題解決に向けた取り組みを示しながら一緒に考えないと、果たしてこれがいつ解決出来るのという事で正直言うと商店街も悪戦苦闘しているんですね」

市場や商店街周辺で起きている課題の解決について問われた2人の回答は。

▼知念覚候補
「個別の取り組みと並行して相対的な条例を作ってもいいのではないかと思います。何の後ろ盾もなしにやればやりたい放題になってしまうと思うんですよ。しっかりとした理念があって「こういう街にします」と条例で制定してそして個別に当たっていく」

知念さんは条例の制定に前向きな姿勢を示し規制出来るものは規制すると述べました。

▼翁長雄治候補
「条例を厳しくし過ぎた場合ここで商売が出来なくなってどんどん(店舗が)抜けていく事も考えられると思っています。なのでモラルをしっかり作っていくここに来る人たちもみんなこの街の参加者んだよという事を全ての皆様に理解してもらうためにこれは市長が率先して取り組むべきと考えています」

翁長さんは条例の制定には慎重な姿勢を示し飲食店などと話し合いを通じて商店街や住民への配慮を求めると述べました。

建て替えが進む第一牧志公設市場は来年の3月に開業予定。歴史と伝統の拠点としてそして、魅力ある観光地として発展していくため「街づくり」を誰に託すのか。今月23日に那覇市民の審判が下ります。

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