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怪談芸人ヤースーが選ぶ沖縄の恐怖体験…実話怪談を映像化!「琉球トラウマナイトリアルストーリー2025」

ついにこの季節がやってきました。毎年、春の季節に視聴者から寄せられた「実際にあった怖い話」をドラマ化するシリーズ「琉球トラウマナイトリアルストーリー」。今年は4月22日よる8時から沖縄テレビで「琉球トラウマナイト リアルストーリー 2025」として放送されます。
今回は、進行役のレギュラーひーぷーさん、崎山一葉さんに加え、YouTubeチャンネル「トクモリザウルス」で25万人以上の登録者数を誇る沖縄県出身の怪談芸人・ヤースーさんが出演!沖縄中から集まった277通もの“激怖エピソード”からヤースーさんのガチ審査眼に留まった「うみなり」「車椅子の老女」「アカガミサマ」の3エピソードに加え、自身の実話を元にした「おばあちゃんのお祓い」の計4話でドラマ化されます。
今回はヤースーさんならではの視点で、琉球トラウマナイトの見どころや、怪談の楽しみ方などを語ってもらいました。
277通の怪談応募から見えた沖縄の土地柄

-今回「琉球トラウマナイト」に初出演となります。オファーを受けていかがでしたか?
とても嬉しかったです。沖縄で「怖い」をテーマにした番組は多くない中で僕に声をかけて頂いて「制作側のキヤースーティングが良いな」「ヤースーを起用するって、センスが光っているな」「さすがOTVだな」と思いました(笑)
―277通も応募がある中で、審査も大変だったかと思います。
全部しっかり目を通しました。1週間かかりましたね。やっぱり沖縄という土地柄で、ユタ、カミンチュ、妖怪にまつわる話が多くて興味深かったです。中には、色が赤ではないキジムナーや、人間の姿に変われるキジムナーの話もあって、自分ではよく知っているつもりでいた妖怪のことについても学びが深まりました。
―どのような視点で怪談エピソードを採用していきましたか?
映像化されることをイメージしながら読んで、インパクトがある話を選んでいきました。こういった視点や感覚で怪談を読むのは初めてだったので新鮮でした。
怪談芸人ヤ―スーの誕生秘話

―ヤースーさんが「怪談芸人」になるに至った経緯を教えてください。
吉本興業に所属して沖縄でコンビを組んでそれから2016年に東京に移ったのですが、その後のコロナ禍で相方をにも会えなくなり、一緒にYouTubeチャンネルを立ち上げた後輩にも会えなくなりました。一人でYouTube投稿を試みる中で、ユタだった祖母の話をしたら、再生回数がどんどん伸びていったのがきっかけです。僕自身も霊視ができるので、そういった話をしているうちに、怪談関係のイベントや動画に出演させて頂くようになりました。今では出演オファーは100%が怪談関係です。
ヤ―スーの体験談「おばあちゃんのお祓い」がドラマ化

-今回は、ヤースーさん自身の体験談を元にした「おばあちゃんのお祓い」もドラマ化されますね。
このエピソードは、僕がライブや動画で名刺代わりに話しているものです。このお話がきっかけで僕のYouTubeチャンネルに登録してくれたという方も結構いらっしゃいます。ですので皆さん、ぜひ放送を観て頂いて、SNSでハッシュタグ(#琉球トラウマナイト2025)を付けて感想を発信してもらえると嬉しいです。反応を知れるのが楽しみです。
ユタ、マブヤー…沖縄怪談の文化ギャップと怪談の楽しみ方
―ヤースーさんは沖縄県外でも頻繁に怪談ライブをされています。沖縄にまつわる怪談を話す時、県内と県外では観客の皆さんの反応に違いはありますか?
ありますね。例えば、沖縄の人だと「ユタ」とか「マブヤー」の意味はすぐ分かりますけど、県外だとそうはならないですよね。そういった前提知識の部分からしっかり説明して分かってもらいます。怪談を聞いた人に、何か得した気持ちになって帰ってほしいんですよね。怖い話だけ聞いちゃうと、ずっと暗い気持ちを引きずってしまうじゃないですか。なので僕は、怪談の後に小話を入れたり、その話からの教訓を交えたりして工夫しています。そっちの方が、聞いた方の満足度も高くなると思います。
-怪談は、観た後にもみんなで感想や考察を共有できるという面白さもありそうです。
そうなんですよ。同じ話を聞いたとしても、幽霊が登場してきた時点で「怖い」と思う人もいますし、幽霊の気持ちに自分を重ねて「切ない」と思う人もいます。感想や考察が近い人同士でよく盛り上がる場面もありますよ。一つの話でも、それぞれ楽しめる視点がたくさんあるのが怪談の魅力です。
―幽霊側の立場で考えると、たしかに全然違う見方ができるなと感じます。
幽霊って、簡単に言うと「肉体の無い人間」なんですよ。楽しい、寂しい、悲しいといった感情があります。時には、何かを食べたくなったり、歩き回りたくなった時に、誰かの肉体に「憑りつく」ということになるんですけどね。そういうことが分かってくると、今度は「幽霊になる前のこの人は、どんな人生を歩んできたんだろう」ということを知りたくなってくるんですよ。怪談や幽霊を考えることは、一人一人の人生に目を向けて、自分の生き方を考えるきっかけにもなります。
「かなり怖い…心して観てほしい」

―「琉球トラウマナイト リアルストーリー 2025」の見どころを教えてください。
厳選に厳選を重ねたお話を映像化させてもらっているので、かなり怖いと思います。心して観てほしいです。本当にトラウマにならなければ良いなと思っています。あと、自分で言うのもなんですけど、自分のばあちゃんの話も観てほしいですね。映像化する時にやっぱりどうしても、自分が実際に見た霊とドラマ時の霊とで多少の色味の違いがあることはあるんですけど(笑)ただ、事細かに当時のことも制作サイドのみなさんにお伝えしたので、しっかりと再現できているはずです。番組配信もされるので、僕のYouTubeを普段見てくださっているような県外の方にも、ぜひ沖縄の風景や雰囲気も含め楽しんでほしいと思います。

琉球トラウマナイトリアルストーリー2025
4月22日(火)よる8時 沖縄県内8チャンネル(OTV)にて放送。
視聴者から寄せられた沖縄で本当にあった恐怖体験。番組に寄せられた277通のリアルストーリーから4篇をドラマ化して放送!
YOUTUBEで25万人のフォロワーを持つ人気怪談芸人やーすーがゲスト出演!視聴者から寄せられた恐怖体験談3編とやーすー自身の体験談もドラマ化してお送りします。
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