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OKITIVE編集部

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アジア各国のスタートアップ新鋭たちが沖縄(OIST)に集結!DX、観光、地方創生、投資戦略、デジタルノマド……その本質とは?

また、2023年に開店したコストコの北側区画整理地域の開発で、現在岡崎氏が携わっている南城市で公民連携によって進行中のまちづくり計画についても触れた。「行政のタテ割りでは一気に解決することは出来ない状況があります。南城市の一次産業・暮らし・観光の可能性を1つのプロジェクトで解決しようとしています」と話した。

観光、地方創生、投資戦略、デジタルノマド……アジア各国のスタートアップ新鋭たちが語ったこと【Asia Newtravel Bootcamp 2025】

セッションのまとめでは、観光に関わるスタートアップについて話題が及んだ。二木氏は「デジタルの世界での情報収集は出来るが、実際に自分の体を動かす旅の中にビジネスチャンスがあります。これから向かう観光のあり方を考えるためにも、色んな場所を旅してください」と呼びかけた。
「街のコンテンツを作るという意味では、今ある要素を掛け合わせるだけでも想像できないような価値が生まれます」と岡崎氏。自身で手掛けた「保育園×小児科」「バレーボール×ホテル」といった例を引きながら「目立つことをやれば、地球の裏側からも見える時代です。そういうコンテンツを作り出すこともスタートアップビジネスの役割だと思います」とコメントした。

これまでの議論を受け、モデレーターの山元が最後に沖縄の農業や水産業について「気づいていないことに目を向けることに意識的になってほしい」と言及。その上で「沖縄の人たちの暮らしを最優先に考える観光のあり方が、沖縄はもちろんアジア全体にも広がっていけばいいなと思っています。地方を愛する人たちが集い、地方を“食い物”にする人たちを淘汰していく機能を持ってほしいですね」と語り、セッションの幕を閉じた。

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