沖縄経済
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アジア各国のスタートアップ新鋭たちが沖縄(OIST)に集結!DX、観光、地方創生、投資戦略、デジタルノマド……その本質とは?
地方創生の本質とは?DX、マーケティング、生活者目線の注目事例

最後のセッションは「地方創生の本質とは?DX、マーケティング、生活者目線の注目事例」をテーマに、ベルトラ株式会社代表取締役・二木渉氏、株式会社オガール代表取締役・岡崎正信氏が登壇し、琉球大学の山元淑乃准教授がモデレーターを務めた。
地方や観光業の現状とこれからについて、二木氏は世界各国の事例を、岡崎氏は自身が手掛けたさまざまな事業を例に挙げながら議論した。
「日本は観光資源が豊富な一方で、日本ひいてはアジア全体が観光に関してはまだまだ発展途上と言わざるを得ません」と二木氏。
観光先進国はヨーロッパ、とりわけ環境影響への配慮についてはオーストラリアが先進的な取り組みをしていると現状を説明しつつ、世界各地の事例を列挙していった。
例えばポートランド(アメリカ)は「古き良きものを大切にしていて、地産地消を徹底した街づくりをしています」と特徴を説明。クラフトビールやチェーン店ではないコーヒー、古着などのファッションも含めて「その街“らしさ”を追求しているところに学べることがあると思います」。
続けて「リサイクル率90%、島内の移動はカートのみなど、徹底的な環境コミットメントが成立している観光地」としてウィットサンデー諸島(オーストラリア)に着目。こうした取り組みをすることで「環境問題に対してのリスペクトを持った顧客がリピートするサイクルが出来上がっています」とコメントした。
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