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長嶺 真輝

長嶺 真輝

目指すは「ミスターキングス」クラブ初“U22契約”!琉球ゴールデンキングスU18・佐取龍之介に与那嶺翼HC「190cmのPGに…」

栃木→沖縄…「自分を高めたい」とキングスU18へ

「190cmのPGに…」琉球ゴールデンキングスU18・佐取龍之介を変えた与那嶺翼HCの一言競 技歴6年弱でクラブ初の“U22契約”勝ち取る
中学3年で栃木県から沖縄に移った

栃木県足利市の出身。小学生の頃はテニスやドッジボール、体操、サッカー、陸上など多彩なスポーツに親しんだ。シンプルに体を動かすことが好きだったという。

中学では、親友から「バスケやろうぜ」と誘いを受けてバスケ部に入部した。「遊びですらやった事がなかった」と言うが、すぐにハマる。

「単純に楽しくて、それまで経験したスポーツの中で一番ハマったんですよね。感覚的に『これ好きだな』みたいな。試合を観に来たお父さんもバスケが好きになって本気になり、休みの日は家の駐車場に設置したリングで一日中一緒にバスケをすることもありました」

当時の身長は150cm台と小柄で、主な役割はポイントガード(PG)。部活動とクラブチームをかけ持ちし、さらにBリーグ・宇都宮ブレックスが運営するスクールにも通ってドリブルやシュートの技術を磨いた。特にクラブチームの監督は「練習中からみんなが声を出すのがスタンダードだった」と言い、現在のリーダーシップの素地が築かれた。

中学3年に上がるタイミングで、父の「憧れの場所」だったという沖縄に家族で移住し、豊見城市の伊良波中学校に転校した。同時に部活動にも入ったが、チームは決して強くはなく、自身もまだまだ基礎を固めている段階。県大会では初戦敗退も経験した。

さらなる成長を求め、「沖縄の中でもレベルが高いチーム」「もっと高みを目指せる場所」と考えていたキングスU18のトライアウトに参加した。中学3年間で一気に身長が伸び、高校進学時点で177cmまでサイズが増していたこともあり合格。自らのバスケ人生を大きく変えることになる新天地へと足を踏み出した。

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