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五十嵐 梨花(花千本槍企画/OFNE)

五十嵐 梨花(花千本槍企画/OFNE)

「沖縄から日本の未来を」”ジャングリアの観光革命” ブランド力の差、観光人材育成、課題解決しともに歩む街づくり…加藤健史氏”6つの取り組み”

取組み01.北部に長く滞在する仕組みづくり

沖縄は、2018年にハワイと同等数の観光客数1000万人に到達し、右肩上がりで順調に観光客数獲得が進んでいます。2024年の集客においても、1000万人近くの観光客が来たと発表されています。

ブランドの観点で考えるともっと観光客が獲得でき、消費単価を上げていけるといえます。沖縄を中心に4時間圏内に20億人の人口がいるなかでの1000万人と、4時間圏内に海しかないハワイにおける1000万人の差は、まさにブランド力の差だと考えられます。

また、沖縄の消費単価はハワイの半分です。ジャングリアのような集客施設やほかの集客施設の体験、さまざまなコンテンツがまだ揃っていないなかで、長く滞在する仕組みに改善の余地や伸びしろがあります。

沖縄の観光はどちらかというと南側に重心があり、多くの観光客は美ら海水族館や古宇利島、そして周辺の施設に行ったあと南に帰ってしまう、素通り観光の実態があります。

ジャングリアは平均滞在時間を6時間ほどに設定しており、美ら海水族館の平均滞在時間は1.5時間ほどです。このふたつをあわせ、「だったら北部に1泊したい」、そういう需要を構造的に感知しながら、長く北部に滞在する構造をつくっていきます。

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