公開日
OTV報道部

OTV報道部

戦後80年 平和を発信する場所となった「沖縄 海軍壕公園」国による初めての調査

厚生労働省 社会・援護局 手塚直樹 室長補佐
「岩盤が大きく崩れている箇所があるため、安全管理を徹底しながら、たい積した土砂を丁寧に搬出しています。壕の外で、ご遺骨や遺留品、その他当時の物品が見つからないか、確認を進めています」

厚生労働省は1977年に海軍壕近くの病院壕で遺骨収集を実施したが、この司令部壕での調査は今回が初めてだ。

作業が行われているのは、約150メートルある未公開部分のうち、信号室などに近い区画。

壕内の遺骨収集は1952年ごろから旧海軍兵などによって複数回行われてきたが、さらなる調査を求める遺族の声が沖縄県に寄せられていた。

沖縄戦で兄を亡くした新垣宏子さんは、「私が生きている間に遺骨を探し、母に報告したいです」と話した。

あわせて読みたい記事

あなたへおすすめ!