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「一番大事にしている」リバウンドで劣勢に、天皇杯準決勝を前に改善できるか?ゲーム差は「3」に縮まった琉球ゴールデンキングス
桶谷HC「言い訳はできない」

試合後の総括で、桶谷HCは「負けたのは悔しいですが、今日は大阪がナイスゲームをしたと思っています。ヴィックはいない状態でケヴェがファウルトラブルをして、その中で戦わないといけない中、選手達は本当に我慢をしながら戦ってたなと思います」と語り、ある程度の評価を示した。
一方、「ただ…」と前置きした上で、こう続けた。
「自分たちが一番強い部分のリバウンドで15本負けてるのは、問題になってくるかなと思います。宇都宮戦に関してはリバウンドを取りにくい戦術を使っていた部分がありましたが、今日の取られ方に関しては、言い訳ができません。局面、局面でいろんなことあるとは思いますが、全体として、自分たちが一番大事にしている部分で負けてしまったことは、目を向けた方がいいと思っています」
このコメントにあった「リバウンドが取りにくい戦術」に代表されるのが、スイッチディフェンスだ。スクリーンを使われた際にマークマンが入れ替わり、ビッグマンが相手のハンドラーについてゴールからより離れた位置に引っ張り出される場面が生まれやすいため、リバウンドが取りにくい、というわけだ。
大阪戦もスイッチをする場面こそあれど、ビッグマンはそこまで高い位置まで張り出して守っていた訳ではない。大阪は藤田弘輝HCが「オフェンスリバウンドに飛び込むことにはすごくプライドを持っている」と言うように、オフェンスリバウンドが平均13.3本でリーグ4位と強みにしていることもあるが、この試合では17本を奪われ、想定以上に取られた。
ディフェンスリバウンドでチームトップの平均7.2本を記録しているローが不在だったことによる影響も大きかっただろう。
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