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OKITIVE編集部

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沖縄移住10年目。東京から与那原町(沖縄本島南部)へ!沖縄のリアルと移住してよかった理由

目次:沖縄移住10年目。東京から与那原町(沖縄本島南部)へ!
■ 移住先は沖縄県で一番小さな街・与那原町
■ 御存知だったら沖縄ツウ!与那原町といえば?
■ 沖縄移住で気になる家賃。与那原町の賃貸事情
■ 沖縄移住を後押しする沖縄の海 与那原の海とは
■ 本気の海遊びは脱・与那原。沖縄移住の醍醐味・海遊びはうるま市へ
■ 与那原町の買い物事情は?野菜編 島野菜ラブが快適への道
■ 与那原町の買い物事情は?お魚編 沖縄移住で変化した食生活 、お魚事情。
■ 沖縄移住での移動手段は?脱ペーパードライバー!
■ 沖縄移住で変わった距離感覚 「10キロは遠い」
■ 重要なのは沖縄での仕事。沖縄移住しての職探し
■ 沖縄移住後でも友達はできる!心躍るコミュニティ ~サンバ・アフリカ・東村~
■ 沖縄移住してやんばる東村が心のオアシスに
■ なぜ沖縄が心地いいのか、20の理由
■ 沖縄に移住して10年目。東京に帰る理由はいまのところない。
【別ページ】その他の沖縄移住記事はコチラ

沖縄移住後でも友達はできる!心躍るコミュニティ ~サンバ・アフリカ・東村~

私はいい年をしていまだに人見知りをします。 でも沖縄で、大変多くの素敵な方たちに出会い、心から「大好き、尊敬している」と言える関係ができました。
多くを学ばせていただき、時に悩みを打ち明け合い、またお互いに嬉しいことを心から共有して、一緒にハッピーを分かち合える、そんな知人友人ができました。そのきっかけは、サンバとアフリカンダンスです。 お友達を作りたい、コミュニティに属したいという気持ちは一切なく、ただ純粋に「サンバがしたい、アフリカンダンスがしたい」という気持ちで、超びくびくしながらそれぞれ奥には知らない人達が集うドアを叩きました。結果、その場に集うみなさんが自然体で、共通の目的を持って活動を重ねていくうちにいろんな話をするようになりました。
ダンス、音楽の事よりも、沖縄での暮らしの生活の知恵、食べ物の事、子育ての事、などなど。いつのまにか自然とその方たちがとても大事な存在になっていった、というのが経緯です。サンバ、アフリカンダンスを共にする皆さんの中には、口数の多くない方、社交的ではない方も多くいます。そのため、私も頑張って人見知りでないふりをする必要もなく、自然体で溶け込んでいけたと思います。そして今は、猛烈に自然体で一緒に、その音楽やその環境を心から楽しんでいます。サンバ、アフリカンダンスを通じて知り合えた仲間との交流によって、沖縄の一歩深いところを知れ、沖縄生活がより一層、自分らしくなっているのではないかと思っています。
その活動記録等をご紹介します。

沖縄でサンバが踊れない!?

移住前は長年、『ライオンキング』が大好きで、いつかは西アフリカのダンスをしたいと思っていました。めぐり巡ってご縁があり、沖縄の移住を決める直前の2年間は、東京のサンバチームで修行していました。浅草サンバカーニバルには2度、新人ダンサーとして、また衣装作り係としてメンバーとして参加しました。
その後、コロナ禍までは毎年、沖縄から浅草サンバカーニバルに参加しに行っていました。沖縄にサンバチームが見当たらず、沖縄移住後は、聴く専門と、浅草サンバカーニバルに参加するだけかな、とややあきらめていたのですが。。。

移住後の浅草サンバカーニバル参加。移住前はこの「バイアーナ」という衣装作りを猛烈に楽しみました。

沖縄の地元の皆さんとサンバ!

沖縄には大きなサンバチームはありませんが、まったく違う形で楽しむことができています!
そのひとつは、ブラジル在住歴も長く、東京でもワークショップを行うパーカッションと民族音楽の専門家、翁長ミドリさんの活動への参加。
那覇市牧志にあるPungaPongaで行われるワークショップやライブに行ったり、翁長さんが主宰するイベント等に顔を出すうちすっかり翁長さんの活動の虜になってしまいました。現在は時に打楽器をたたいたり、時にサンバ風フリースタイルで踊るパレードダンサーとして参加しています。

沖縄移住_与那原町_サンバ

コロナ前には本場ブラジルのサンバチーム、「アギア・ジ・オウロ」というチームを沖縄に呼んでサンバまみれにしてくださるというようなゴージャスなイベントもありました。コロナ禍の影響によりシャッターが閉まったままになったお店の多い国際通りの裏筋の活性化パレード等は、観光客も連なってきたり、お店を営んでいらっしゃる高齢者の方が笑顔で手を振ってくれたりと、こちらの心もフワッと温かくなるものでした。

沖縄移住_与那原町_サンバ

毎年恒例となりつつあるNAHAマラソン応援サンバ隊!
目の前を疾走するランナーにむけて太鼓の大きな音とそれに負けない声援で応援しています!
2024年には名護で、ブラジルフェスを開催し多くの沖縄在住のブラジル2世、3世の方が集う等、独自の活動で沖縄をサンバで元気にする翁長さん。その活動にダンサーとして参加する等、頻繁ではありませんが、町に元気な刺激を放つのが私のこの活動の参加のモチベーションです。翁長さんはサンバだけでなく沖縄の歴史、各国の文化、サブカル等にも精通していて定期的なワークショップでまた心惹きつけられます。またフェイジョアーダブラジル料理も絶品で、それを購入できるのもワークショップの楽しみの一つです。
家族ぐるみでお付き合いさせているご家族もあり、子どもの成長を共に見守りながら、細く長く、時に猛烈にはじけて大人の部活動を楽しんでいます。

東京から沖縄に来てくれるサンバチーム!

もう一つの沖縄でのサンバは、東京で参加していたサンバチームの「ポルタ・バンデイラ」という最も格式高い地位を担う、さゆりさん率いる「As Tartaruguinhas(タルタルギーニャス)」。毎年11月に行われる沖縄市の国際カーニバルに、東京から来てくださいます。

沖縄移住_与那原町_東村

本場ブラジルでも名誉あるポジションを何度も経験されているさゆりさんは、プロフェッショナルで、沖縄愛も深く、どんなときも心もお姿も美しい方です。

沖縄移住_与那原町_サンバ

2016年は応援に行って、それ以降、沖縄メンバーとしてパレード、ステージに参加させていただいています。さゆりさんは衣装作りもなさいます。チームの多くの方はさゆりさんの作った衣装。豪華賢覧。本場仕込みで細部まで美しく、衣装に加えて、それぞれのメイクやダンスも、すべてに隙がありません。
パレード中は「沖縄で本場のサンバが見られるんだよー!!!見てね!見てね!」と伝えたい思いがあふれ、自然とはじける笑顔で飛び跳ねています。毎年みなさんとご一緒し、綿密な打ち合わせを重ねて本番を迎えています。
当日のみならず、その前からオンラインでもご一緒させていただけることで、迎える本番が猛烈に嬉しくなります。沖縄国際カーニバル開始以来、欠かさず来てくださる皆さんの愛が嬉しくてたまりません。
これからもタルタルギーニャス沖縄メンバーの何恥じぬよう、日々イメージトレーニングを重ねます!

沖縄移住後始めたアフリカンダンス

移住後、2年程して少し落ち着き、自分のやりたいことをもっとやってみたい。沖縄でアフリカンダンスできるかな?と調べていくうちに、なんだか猛烈に行ってみたくなる情報にヒットしました。ミナ・ジャバテさん主宰の「やんばるレッスン」。その時は今帰仁村での開催でした。

沖縄移住_与那原町_アフリカンダンス

今帰仁村は与那原町から約90キロ離れており、高速道路を使っても1時間半ほどかかります。運転が得意ではなかった当時の私にとって、この距離は大きな障壁でした。しかし「これを乗り越えないと絶対に後悔する!」という思いから、緊張しながらも初めて高速道路を使い、今帰仁村まで車を走らせました。
参加したその日の感動と内なる興奮、熱気に見舞われ、何歳になろうともアフリカンダンスでアフリカ感を表現できるようになりたいと心に深く刻まれました。それ以降、ミナ・ジャバテ先生の那覇レッスンや東村ワークショップに参加しています。もっとアフリカンダンスが踊れるようになりたい!また皆さんと会いたい!そんな素直な思いで毎度、北部でも南部でも参加しています。

ミナ・ジャバテさんは、東京出身、ギニアのパーカッショニストの旦那さんをもち、東京から沖縄に在住後も、長らく県内外で西アフリカの音楽、ダンス、ライブを行っています。
現在、月に1度行われている国頭郡東村でのレッスンでは「いろいろ整う企画」と題して、アフリカンダンスの後、東村の川原でミナ先生の作るギニアご飯をいただいたり、テントサウナを楽しんだり、川にダイブしたりと、大人も子どもも一緒に川遊びという贅沢な企画を展開しています。

沖縄移住_与那原町_アフリカンダンス_東村

天気が良い日は屋外でアフリカンダンス。アフリカンダンスは自由です。心と身体が解放されます。

沖縄移住_与那原町沖縄_東村_アフリカンランチ
ギニアやセネガル由来のアフリカのご飯。
沖縄移住_与那原_東村
沖縄移住_与那原町_東村

アフリカのご飯を日本テイストにしたミナ先生のアフリカンご飯。最高です。
暑い日には、川に足をつけながら座れるよう、川にテーブルを設置しています。

沖縄移住_与那原町_東村

子どもも大人も無邪気に遊べるのが最高です。
参加する皆さん、それぞれ色んなバックグラウンドがあります。木工も大工も農業もモノづくりならなんでもできる方。海洋を通じた保育を実践する方、木の専門家。IT企業勤務、公務員。教育関係。日常とかけ離れた環境でそれぞれ、またともに楽しめるのが醍醐味です。

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