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大きな“山場”へ向かう琉球ゴールデンキングス、公開練習を実施 チームDFで屈指の「好ガード」たちを抑えられるか
“堅守”が武器の宇都宮、A東京「ペイントに入って…」

宇都宮と三遠のほか、2月1、2の両日にはアウェーで中地区2位のアルバルク東京(A東京)との連戦も控えるキングス。その他のカードも各地区の上位陣との対戦となるが、優勝候補に挙げられるこの3チームとの対戦をメインに展望したい。
まず、宇都宮とA東京はリーグ屈指のディフェンス力を誇る。現在、相手に100回攻撃された場合の平均失点を示す「ディフェンシブレーティング」はA東京が1位(数字が少ない順)の101.2点、宇都宮が5位の104.0となっている。ちなみに、キングスは103.5点の4位で同水準にある。
この2チームは積極的に相手ボールマンにプレッシャーを掛け、他の選手も常にパスカットを狙い、圧力が高い。ハンドラーを担うキングスのポイントガード(PG)陣にとっては嫌な相手だろう。PGの一人である平良に、どうゲームコントロールをするかを問うと、以下のように語った。
「ボールが止まってしまう時間帯があると思うので、そこをガードとして自分でアタックしたり、パスをさばいたりしながら、いいオフェンスをつくりたいです。ペイントに入っていって、その判断をすることが大事なのかなと思います」
受け身になってしまうと、どうしてもターンオーバーが増える。平良が言うように、積極的にインサイドへ進入し、相手ディフェンスの「ズレ」をつくることが重要になる。
また、ピック&ロールの場面でハンドラーにダブルチームなどプレッシャーを掛けられた場合、どう「いなす」かも気になるところだ。
公開練習で取り組んだポイントを聞かれた小野寺は「パスの出しどころの部分でターンオーバーになったことが前の試合でもあったので、そこの対策をしっかり練習しました」と言った。「安易なターンオーバー1つで5点、10点と差が開いていくと思うので、パスを共有しながらチームで戦っていきたいです」とも。
これらはピック&ロールの場面のみを想定した話ではないだろうが、ドリブル、横や縦へのパスなど、相手のプレッシャーをいなすためには様々な選択肢があるため、どう対策するか注目したい。
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