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「自ら成長できる」選手を。就任1年で琉球ゴールデンキングスU15を初の全国準Vに導いた末広朋也HC…主導する改革と“世界基準”の指導論

Bリーグが開幕して9年目。日本バスケ全体が盛り上がりを見せる中、育成の場も従来の部活動に加え、Bリーグユースや街クラブなど多様化が進んできた。それぞれに特性がある中、末広氏はキングスU15を「プロを目指す集団として突き抜けていきたいと思っています」と展望する。
現在、キングスU15でキャプテンを務める宮里俊佑や副キャプテンの越圭司は明確にプロを目指すと公言し、同世代の中では全国でも指折りのガードに挙げられる。練習中、試合中ともにチームメイトにポジティブな声掛けをすることも多く、リーダーシップも日々向上している。
ただ、本人たちの口から出るのは「まだまだ」「課題が多い」という言葉が多い。それは、自らが描く将来像に向けて成長していくために、何が課題であり、何を伸ばしていくべきかという点に常に目を向けているからなのだろう。その姿は、正に末広氏が求める「自ら考え、自分で成長していく」という理想の選手像に近付いているように見える。
徐々に“末広イズム”が浸透してきたキングスU15。これから、どんな「突き抜けた」選手たちが生まれてくるのか。将来、彼らがキングストップチームを背負って立つようなプレーヤーになることも期待しながら、注目したい。

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