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積田スイカ

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沖縄移住して5年。恩納村に住んだ海好きの30代独身女が移住して素直に感じること

目次:沖縄移住して5年。恩納村に住んだ海好きの30代独身女が移住して素直に感じること
恩納村に住んで素直に感じること
なぜ恩納村へ移住したのか?
恩納村で家探しのこと
恩納村に実際住んでの住環境
沖縄(恩納村)での服装は?
沖縄移住して恩納村でのお食事は?
恩納村での美容
恩納村での病院・仕事場
沖縄移住してマッチング?人も虫も?
沖縄移住して災害・防災について
恩納村での人間関係と伝統
沖縄移住しての私生活と恩納村の環境
「沖縄なんて住むもんか」と思っていたが・・・
>別記事沖縄移住して16年「石垣島に移住した、ばー(私)のリアル離島移住ストーリー」(石垣市)
その他の地域の「沖縄移住」記事

「沖縄なんて住むもんか」と思っていた私が結局5年も住んでしまった、その変化

冒頭で「沖縄へ特段良い印象を持っているわけでもない」と書かせていただきましたが、本当は「沖縄なんて住むもんか」くらいに、はじめは思ってました(笑)。

でも住んでみたら景色も天気も気候も良くて、那覇まで行けば程よく都会の感じもあって…。あんまり帰る理由がなくなっちゃったんですよね。

沖縄移住・恩納村へ移住して5年目。海好き30代女が単身沖縄に住んでみて感じること
一番幸せを感じる夕暮れ時。大好きな屋嘉田潟原(やかたかたばる)にて

あまり良い印象がなかった一番大きな理由としては、「ダイビング旅行で良い思いをしなかった」ということ。
初めての沖縄ダイビングは某離島。予約したダイビングショップに行ったら「今日子どもの運動会だったから他のショップにお願いしといたよ!」と「いやそれ事前にわかるやん…」と思いながらもよくわからないまま他のショップでダイビングをさせられ、次に選んだダイビングショップではぎゅうぎゅうづめの船で長時間揺られ気持ち悪くなった上にガイドさんはなぜか終始機嫌が悪い。

何度目かでようやく自分に合うショップを見つけ楽しめるようになったものの、その頃にはもう「遠出するなら海外で潜った方がサービスも海も良いわ」と思っていたので、そこまで沖縄に対して気持ちは向いていませんでした。一番好きなダイビングポイントは伊豆ですし…。

なので、「渋々1年くらいなら行くか」だったんです。

ですが実際住んで色々と潜ってみると、綺麗で生物多様な海。地形や砂地、シーズンでも見られるものが違い、バリエーション豊富でとにかく陸から近い。
「あれ? なんか海外行かなくても海楽しいぞ?」と思い始める。
沖縄は裾礁という地形でサンゴ礁が陸から近いというのもあるかもしれない(これだけインフラが整っていて人が住んでいる地域では珍しい地形だそう)。

振り返ってみると、ダイビング旅行で嫌な思いしたのって海じゃなくて、人とのコミュニケーションがほとんどなんですよね。
沖縄に住んでみて分かったのが、死ぬほどダイビングショップが多い。実は1000店以上あるんですよ? そりゃ何も知らなかったビギナーの頃はハズレも引きますわと。

住んでみて現地のダイビングショップの人と関わると、小さい生き物に詳しいショップや写真に強いショップなど、ショップによって個性はさまざま。サービスもきちんとしているお店も多い。
何より、私のようにハズレを引いてしまうことも多い現状を問題視して、どうにかしようと思いを持って行動しているダイビングショップの人たちがたくさんいることに心を動かされました。

個人的には、沖縄だけでなく日本全国の海とダイビングガイドは素晴らしいと思っているので、もっと海外の方に伝えていきたいし、国内のダイバーにも、沖縄だけでなくて日本全国潜れることを知って、潜りに行っていただきたいと思っています。

ですが、日本で一番ダイビングショップが多いのは間違いなく沖縄です。
せっかく沖縄に来て、ダイビングのメディアで、ダイビングを軸にした観光発展、環境問題、地域課題の解決に関わる仕事をしているので、ここでできることをまずはやってみよう。
そう思えたことが4年もこの場所にいる理由の一つです。

とはいえコロナ禍も明けたので、海外にも日本全国にも潜りに行ってその魅力をもっともっと発信していきたいのも事実です。
そんな中、2024年に久しぶりの海外、メキシコのカンクンに行ってみたのですが、那覇空港から2回乗り換えで行けちゃいました。東京から行くのと変わりません。
なので、沖縄を拠点にすれば、普段から地元の海を楽しみつつ、国内外の海にもじゃんじゃんいけるはず。

ということで、しばらくはまだ沖縄から離れられそうにありません。

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