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3季ぶりの「岸本隆一不在」に直面している琉球ゴールデンキングス その“影響”は…見える課題と成長する選手たち
「試練」で存在感増す荒川颯、滋賀戦はターンオーバーゼロ

チームの柱を失った厳しい状況下で、選手やコーチからは「試練だと思っている」「成長するチャンス」など、ポジティブに捉えようするコメントが目立つ。中でも、それを体現しているのが荒川颯だ。
シューティングガード(SG)がメインのポジションだが、PG不足の中でハンドラーの役割も担う。今シーズンの平均出場時間は14分59秒なのに対し、この4試合はいずれも20分を超えた。
本人が「コントロールしようとしてしまうと、クイックネスとか僕の良さが消えてしまうので、PGという意識を捨てて臨んでいます」(12月11日、川崎戦)と言うように、思い切りの良さを維持している。この4試合における3Pシュートの成功率は47.3%(19本中9本成功)に達しており、そのメンタリティが功を奏していることが分かる。
ターンオーバーの多さを以前から課題とし、15日の秋田戦は一人で6回に及んだ。ただ、この試合における「+/−」(その選手が出ている時間帯の得失点差)はチームで3番目に高い「+10」。試合後、桶谷HCも高く評価していた。
「PGとして『よくやっているな』と思います。彼にとってはターンオーバーも改善すべき部分ではありますが、この6回はボールを離そうとしてる中での6回なので、ずっとドリブルを突き続けてたわけではありません。だから、僕は悪くないと感じています。ボールが繋がるようになってくればターンオーバーも減る。良い兆候だと思います」
この“予言”通り、荒川は次の滋賀戦に今季初の先発としてコートに立ち、21分3秒のプレータイムでターンオーバーはゼロ。アシスト数はB1でのキャリアハイとなる5本に達し、「+/−」はチームで2番目に高い「+7」という安定感を見せた。
この試合は最大19点をリードしながら、ディフェンスの乱れから最終盤に一時逆転を許し、なんとか逃げ切るという試合展開だった。指揮官は「経験がない若い選手たちにとっては、経験しないといけない部分です。勝ちながら成長できると思うので、もっとできるように頑張っていきたいです」と話した。
荒川のほか、脇もボール運びや相手ディフェンスのズレをつくる役割を担っており、この「試練」を受けて成長の兆しを見せ始めている。
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