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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「生半可なPGじゃない」伊藤達哉が2カ月ぶり復帰、キングスを救った色褪せない”ゲーム勘” 失意の中で平良彰吾から刺激も…

「今が一番楽しい」笑顔が目立つ理由は…

伊藤達哉が2カ月ぶり復帰、キングスを救った色褪せない”ゲーム勘”

前向きなコメントが目立つ伊藤だが、開幕戦でいきなり右肘を負傷した時は、失意に暮れたという。名古屋Dに所属した最後の3シーズン目はプレータイムが減少し、「自分を取り戻す」という強い覚悟でキングスに移籍した。だからこそ、突き付けられた全治2〜3カ月という診断は、残酷と言う他ないものだった。

「怪我をした瞬間は自分も『やばい』と思い、本当に落胆しました。キャリアの中でも怪我が多いのですが、それもあって、自分に対して腹が立った部分もありました。キングスのために戦うという気持ちで加入したのに、初戦で怪我をしてしまった。本当に情けなかったです」

そんな中、自らを奮い立たせてくれる一人の選手がいた。自身が抜けた穴を埋めるため、B3の横浜エクセレンスから期限付き移籍し、当初の約1カ月間から今シーズン終了までの契約延長を勝ち取った平良である。

「彰吾が入ってきてくれて、彼の頑張りでチームがここまで良い成績を残せていると思っています。それを見て、自分も『しっかりやらなきゃいけない』と改めて感じました」

実際、この2カ月間、伊藤の姿は試合前のシュート練習や試合後の整列など至るところで目にすることができたが、常に笑顔が目立っていた。それだけ、リハビリの日々に対して前向きに取り組めていたということだろう。

「キングスに来て、キャリアの中でも今が一番楽しいので、自然と笑顔が出ているんだと思います。前のシーズンはまわりからも『笑顔がない』と言われていたので(笑)。ファンの皆さんが盛り上げてくれることが、笑顔になってる一番の理由だと思います」

30歳の中堅プレーヤーとなった伊藤。経験を生かした巧みなゲームメイク、激しいディフェンス、チームメートを鼓舞する声掛けという強みに“自然体な笑顔”も加わり、キングスの一体感をさらに高めていく存在になるに違いない。

琉球ゴールデンキングス開幕戦直前!
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