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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「生半可なPGじゃない」伊藤達哉が2カ月ぶり復帰、キングスを救った色褪せない”ゲーム勘” 失意の中で平良彰吾から刺激も…

“PG3人体制”に向け「言葉と行動で引っ張りたい」

伊藤達哉が2カ月ぶり復帰、キングスを救った色褪せない”ゲーム勘”
好プレーを見せた伊藤をハイタッチで迎える桶谷大HC

2カ月ぶりの実戦にも関わらず、試合の空気を支配するような時間帯もあった伊藤。その存在感は、桶谷大HCに「生半可なPGじゃない。リーグを代表するPGだということを、復帰した日に見せてくれました」(7日の記者会見)と言わしめたほどだった。

8日の記者会見でも桶谷HCに伊藤の評価を聞くと、以下のコメントが返ってきた。

「相手が攻められたら嫌な部分を丁寧に、かつ大胆に突いていけるから、流れを変えられますよね。バスケットはプレーセットがなかったとしても、基本的にはアドバンテージを作っていくことだけを考えるスポーツなので、それをしっかりやってくれています。それが1本1本のオフェンスで出るから、脇(真大)や荒川(颯)もやりやすくなったと思います」

生粋のPGとして鳴らしてきたとはいえ、2カ月間は対人練習すらほぼやっていない。試合の流れを読んだり、相手のウィークポイントを見定めたりする“ゲーム勘”を失うことはないのか。本人の認識はこうだ。

「言葉にするのは難しいですけど、そこは経験が出てるのかなと思います。それこそ名古屋Dに所属した3年間でも本当にたくさんのものを積み上げてきたので、その経験が自然と出ていると感じます」

今節は試合途中で岸本と平良が負傷離脱したが、今後はその2人と合わせてPGが3人体制となる。昨シーズンまでキングスの課題の一つだったボール運びの部分に厚みが加わる形だ。

伊藤は「3人とも違うタイプのPG」とした上で、自身のリーダーシップのあり方が個性になると見る。「例えば隆一さんはすごく言葉を発するというよりも、プレーで引っ張っていくタイプ。自分は経験もそうですけど、言動や行動で若手を引っ張っていくことが必要だと思っています」と役割を見詰める。

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