エンタメ,スポーツ
「生半可なPGじゃない」伊藤達哉が2カ月ぶり復帰、キングスを救った色褪せない”ゲーム勘” 失意の中で平良彰吾から刺激も…
見せ場は続く
このクオーター最後のオフェンス。右45度から再びドライブで切れ込み、急停止から右手一本のシュートフェイクで相手ディフェンスを飛ばせ、左にターンしてから軽々とフックシュートを沈めた。終了ブザーに間に合わず、惜しくもノーカウントとなったが、ベンチから飛び出した岸本が抱き付くなどチームを盛り立てた。
この試合は8分3秒のみの出場だったが、3Pシュート1本を含む7得点を挙げ、2リバウンド1アシスト1スティールも記録。8日にあった2試合目は平良に加えて岸本も離脱したため、出場時間が17分30秒に伸び、要所で6得点5アシストと活躍した。
自身が「体が動かな過ぎて、手だけでディフェンスをしてるみたいになっちゃいました」「まだコンディションが全然良くないです」と言う通り、最大の持ち味である高強度のディフェンスの復活はまだこれから、という印象だったが、オフェンスで存在感を示し「スピードを生かしたプレーなど、復帰戦にしては上出来だったと思います」と自己評価した。
「Let’s go! Let’s go!」と大声で味方を鼓舞したり、ハドル(コート上で輪になって話し合うこと)を呼び掛けたりするリーダーシップも健在だった。
名古屋Dが得意とするオールコートプレスに対して、ボール運びに苦戦する時間帯もあったキングス。しかし、伊藤がコートにいる時はボールプッシュが速くなり、相手のディフェンス網に引っ掛かる場面が減った。それも狙い通りだったようだ。
「昨シーズンまでのキングスの戦い方だと、ポゼッションごとでセットする場面が目立っていましたが、今シーズンは僕が入り、相手のプレッシャーを勢い良く突破することが必要だと思っています。それは全員に伝えていました。それは2日間続けてうまくできたと思います。名古屋Dのやりたいことは分かっていたので、今回はその上を行けたかなと思います」
優れた状況判断で、相手の守りを攻略した。
あわせて読みたい記事