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1月・2月の沖縄の楽しみ方を一挙ご紹介!寒緋桜やイルミネーションで楽しい時間を過ごそう
目次:
1.初詣
2.イルミネーション
3.ビーチピクニック
4.温泉やリゾートステイ
5.お花見
6.外飲み
7.ホエールウォッチング
8.旧正月
番外編:旬のグルメも要チェック!
8.旧正月

旧暦に基づいて行われる旧正月は毎年日付が変わり、2025年の旧正月(ソーグヮチ)は1月29日(水)です。
旧正月には、ウチナーンチュは伝統行事を行ったり家族で集まったりして過ごします。
その一方で、関連イベントや文化を体験する機会もあるので、観光客の方々もタイミングが合えば沖縄ならではの旧正月の風習を楽しめます。
旧正月の由来と歴史
沖縄の旧正月は、琉球王国時代から続く伝統的な行事。中国や朝鮮半島、日本本土などの影響を受けつつ、独自の文化として発展してきました。
明治時代における日本の近代化の過程で、沖縄でも新正月(1月1日)を祝うようになりましたが、いまも旧正月を重要な行事としている地域もあります。
旧正月の過ごし方
沖縄の旧正月では、仏壇やお墓をきれいに掃除しご馳走や果物、泡盛などを供え、家族や親族が集まって先祖を敬い、幸運を祈って過ごします。「先祖とともに過ごす」という考え方が根付いているのです。
旧正月の時期には、多くの家庭がお祝いの食事である「ウサンミ」と呼ばれる沖縄の伝統料理を用意します。豚肉料理やお刺身、昆布巻き、黒豆など、本土の正月料理と似たものもありますが、沖縄特有の食材や調理法も多く取り入れられています。
沖縄ならではの「年頭挨拶」と呼ばれる習慣もあり、親戚や近所の人々を訪れて、互いに新年の挨拶を交わすことも大切な行事のひとつです。
旧正月の伝統行事
沖縄の旧正月には、地域ごとにさまざまな伝統行事が行われます。
たとえば八重山諸島では、旧正月に「ムニィガー」という伝統行事が行われます。これは、家々の屋根に登り、その年の天候や農作物の豊作を占う儀式です。
ほかにも宮古島では、「パーントゥ」という悪霊払いの伝統行事が行われます。パーントゥは泥まみれの鬼のような姿をした存在で、村中を練り歩きながら悪霊を追い払い、厄除けを行います。
この行事は宮古島の人々にとって重要な旧正月の一部で、地域の結束を強める役割も担っています。
観光客向けの旧正月イベント
那覇市や一部の離島では、旧正月の時期に合わせてエイサーや音楽のパフォーマンスが行われたり、地元の特産品メインのマーケットが開催されたりします。
たとえば、那覇市内で開催される「新春琉球祭り」では、エイサーや沖縄民謡の演奏が披露され、地元の人々と観光客が一緒に旧正月を祝うイベントが開かれることもあります。
八重山諸島や宮古島などの離島では、旧正月の風習や儀式を体験できるツアーも人気です。
イベントや体験をとおして、沖縄の旧正月ならではの特別な雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
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