コラム
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心が震えた取材——。キャンヒロユキさん、哀しみと失意の底で「僕はお笑いに救われた」

キャンさんは芸人のネタを見る際、心に決めていることがあるという。
それは「面白くない」という言葉は絶対に口にしないこと。
「どんなネタであっても、少なくとも本人は面白いと信じて披露している」
「そして1人だけでもそのネタで笑顔になり、救われる人がいるかもしれない。そういった芸人の面白さを引き出すのが放送作家としての僕の使命です」
計り知れないほどの苦しみを乗り越え、笑いを通して多くの人に幸せを届けたいと話す姿に心が震えた。

取材・放送を終えた後、キャンさんから「すごくよかったよ。聞きにくいこともあったと思うけど、一生懸命聞いてくれてありがとう」という言葉を頂いた。
視聴者に番組を届けることが私たちの使命だが、「本当にこの内容で当事者の想いが伝わるだろうか」と悩みながら編集をする身としては、取材に応じてくれた方からこういった言葉を聞くと安心するし、本当に嬉しい。
キャンさんのお笑いへの情熱に触れ、私自身も勇気を貰った。
これからも取材中に感じた想いを大切にしながら、真摯に向き合っていきたい。
取材・放送の様子はYouTubeでご確認いただけます
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