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樹齢100年!?普天間の”一本松”が再開発で…横幅18mにもなる地域の名物は残せるのか?(宜野湾市)
話題の松はどんな松?
現在も普天間では市のまちづくり事業の一環で、再開発が進められている。

ミヤ美容室 赤嶺民子さん
「そこが宜野湾市の立ち退き地域になっているので、あの松どうするのか。もったいないとしょっちゅう話しています」
その松とは…?
沖縄テレビ 小林美沙希キャスター
「ありました。大きな松の木。道の反対側まで枝が伸びていますね」

高さ10メートル以上、幅およそ18メートルの大きな松が生えているのは、「総合修繕屋 守ハウス」の敷地内だ。

Q.樹齢は大体何年ぐらいですか?
総合修繕屋 守ハウス 嘉手苅孝 代表
「たぶん100年はなるんじゃないのという話ですね。そうじゃないと、幹回りがこんな風にならないと、松に詳しい方が。でもやっぱり、となり近所に聞いても分からないんだよね。これを見た誰かが、『これ何歳だよ』って教えてくれたらおもしろいんだけど」

2006年にこの建物を借り受けたという嘉手苅さん。建物の修繕などを手掛ける会社を営んでいる。

総合修繕屋 守ハウス 嘉手苅孝 代表
「守るおうちということで“守ハウス”。建物を修理する。こういった古材料なんか使いながら、いろいろ不具合を直すという仕事に徹している。数字も大事だが、数字は二番にして思いやりを一番にしている」

嘉手苅さんのモットーは「一日一善」。
公民館に軽トラックを寄贈するなど、地域にも貢献している。

総合修繕屋 守ハウス 嘉手苅孝 代表
「自分ができることをやろうと思って。大きい少ないは別にして、自分はこのくらいできると。あげるからにはいいものをと思って、ちょっと無理したけどね」
地域の迷惑にならないよう、落ち葉の掃き掃除など松の手入れも欠かしていない。

大きな松はいつしか地域の名物にもなっていたようで…
総合修繕屋 守ハウス 嘉手苅孝 代表
「結構ね、夜にこうやって触りに来る人たちがいるのよ。たまたまいたら『触っていいですか』とかね。どうぞ、どうぞって。いい感じだからね。なんでこんなに長い間、誰にも切られなかったのか誰もわからないんじゃないかな。残っているということは何なのか。残した方がいいと思うんだけど」
嘉手苅さんが調べたところこの松は戦前、普天間の名物だった松並木とは異なる松だろうということだが、懐かしい地域の風景であることに変わりはない。
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