エンタメ,スポーツ,本島中部,沖縄市
琉球ゴールデンキングス開幕戦直前!プレ全休のヴィック・ローを含めた、まだ見ぬ「完全体」を想像してみる
セカンドユニットの「得点力向上」

プレシーズンゲームを見た上で、各選手のメインのポジションを振り分けると、以下のようになる。バスケットボールではポジションを番号で呼ぶのが一般的。
1番(ポイントガード=PG)→岸本隆一、伊藤達哉
2番(シューティングガード=SG)→松脇圭志、小野寺祥太、荒川颯
3番(スモールフォワード=SF)→脇真大、植松義也
4番(パワーフォワード=PF)→ヴィック・ロー、ケヴェ・アルマ
5番(センター=C)→ジャック・クーリー、アレックス・カーク(帰化登録選手)
これまでで最も多い先発の5人は、岸本、松脇、脇、アルマ、クーリーの組み合わせだ。オフェンスにおいて岸本とアルマが万能、松脇は3P、脇はドライブ、クーリーはゴール下というように、それぞれの持ち味が分かりやすく、バランスもいい。
一方、セカンドユニットは伊藤、小野寺、荒川とディフェンス力の高い選手が多いものの、オフェンスでは得点面で伸び悩む時間帯も多かった。攻め所がはっきりせず、ターンオーバーから失点する場面も散見された。
ただ、昨季チームで2番目に多い平均14.3点を記録したローが戻ってきた場合、どちらが先発を務めるかは分からないが、基本的にはローとアルマがローテーションでコートに立つことが予想される。そうすれば、スターティング5とセカンドユニットの得点力の差はかなり是正されるだろう。
前述の高い位置からのプレッシャーと素早いトランジションについても、身体能力の高いローはいずれも得意とするところ。
9月27日にあった東アジアスーパーリーグ(EASL)開幕前の公開練習で、ローは自身やチームの状態について「自分自身のコンディションは非常にいい状態です。チームとしても素晴らしい仕上がりで、これからBリーグ、EASLに向けて期待ができるシーズンになると思います」と語っており、新生キングスの武器をさらにグレードアップさせる役割を担うことが期待される。
あわせて読みたい記事