コラム
アナウンサーのお仕事のひとつ“読み聞かせ”

アナウンサーのお仕事のひとつに、“読み聞かせ”があります。
沖縄テレビは民間放送教育協会に加盟していて、その活動のひとつとして読み聞かせ事業を毎年実施しています。
私も年に一度ほど読み聞かせのため地域の小学校にお邪魔していたのですが… 新型コロナウイルスの影響で昨年度は訪問ができなかったので、アナウンサーによる読み聞かせを収録したDVDを渡す形になりました。

それはそれで新たな試みで、こういう形の読み聞かせもアリなのかな、と思いましたが…
ただ!!やっぱり読み聞かせは対面がいいなあ、と最近改めて感じました!
読み聞かせは対面がいちばん
感染者も減少し、流行が収まってきたタイミングで読み聞かせにお邪魔したのは南城市の佐敷幼稚園。
マスクや換気など、しっかりと対策をして、いざ読み聞かせです!
読み聞かせと言っても、ただ本を読むだけではなく、子どもたちに楽しい時間を過ごしてもらうために何ができるか… ということが大切なので反応や表情が見えると進行の仕方も変わってきます。
空気を盛り上げるために、いつも読み聞かせには沖縄テレビのキャラクター「ゆ~たん」をお供に連れていきます!

普段アナウンサーとしてどんな仕事をしているのかなど、簡単に自己紹介をして場が和んだところで読み聞かせに移ります。
小学校などでの読み聞かせは10分~15分程度のことが多いのですが、今回はなんと30分以上使っても良いよと事前にお話しをいただいていたので多めに本を持っていき、子供たちに選んでもらうことにしました。

絵本を読むときには、絵がきちんと子供たちに見えるように事前に絵本をしっかりと開いておいたり、読む練習をしたりと、準備することが大切です。
絵本を読むとき私が気を付けていることは、登場人物ごとに声色を変えること!(恥ずかしがらずに思い切りやるのがポイント)
一方でストーリーの部分、地の文については自分が一番出しやすい声やいつも通りの読み方にしておくと、登場人物の声と差がつきやすいように思います。
なので、登場人物は思い切って声色を変えて、地の文は冷静に…。とメリハリをつけるように心がけています!
また、内容次第ではありますがストーリーの山場となる、起承転結の“転”の部分では少し読むスピードを上げると臨場感が出るので、全体の中で物語の内容に合わせて読む速度を変える、“緩急”も意識しているところです。
ここまでは対面でなくてもできるテクニックですね!

対面でないと出来ない事としては難しい内容のページや、疑問が生まれるようなページではめくるまえに子どもたちの顔を見て考える時間を取ってあげたり… 分かりづらい言葉が出てきた時には、かみ砕いて補足してあげたりすることなど。
そして子供たちから話しかけられたり、質問をされたりしたときにはそのまま読み進めるのではなく、うまく応えてあげつつ、一緒のペースで絵本を読み進めていくことを意識しています。
これは本当に対面での読み聞かせの醍醐味で子どもたちがいるからこそで思いもよらない場面で盛り上がりが生まれたりするんですよね。
つらつらとテクニックばかり書き連ねてしまいましたが、読み聞かせで大切なことは“子どもたちの素直な反応を大事にしてあげること”だと思っています。
一緒の空間で、同じ物語を一緒に読み進めていく、同じ時間を体験できることが読み聞かせの面白さですね。
嬉しいサプライズ
佐敷幼稚園では読み聞かせのお礼にと子どもたちが手作りしてくれたかわいいリースをいただきました!!

マスク越しでも分かる子供たちの笑顔がまぶしくて、逆に元気をチャージさせてもらった読み聞かせになりました。佐敷幼稚園のみなさん、ありがとうございました!
余談ですが…
小さい頃から本が大好きだった私は幼稚園に通っていた頃、すでに某美少女戦士の絵本を友達に音読してあげた記憶がおぼろげながらあります。
もしかしたらその頃から、“声に出して読む”ことの楽しさに夢中になっていて今の仕事にも繋がっているのかもしれません。
皆さんには思い出の絵本や、記憶に残る読み聞かせはありますか?
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