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荒川颯「チャンスは自分で掴むもの」沖縄で手にした”新たな武器”磨き、勝負のシーズンへ 琉球ゴールデンキングス
練習生から契約獲得 押し寄せた「プレッシャー」

拓殖大学を卒業後にプロデビューし、B3やB2のチームを経て2022-23シーズンにレバンガ北海道と契約して初めてB1にステップアップした荒川。ただ思うような成績を残せず、さらなる飛躍を期し、昨年のオフに「桶谷HCの下でバスケがしたい」とキングスを新天地に選んだ。
加入当時は優勝メンバーの多くが残留し、極めて層が厚かったが、チャンスは意外にも早く訪れる。
練習生になってから約2カ月が経過した9月末のある日のこと。自宅のソファーに座り、「自分がどういうプレーをするべきかを考えたり、モチベーションを高めたりするために」とキングスが初めて戴冠した2022-23シーズンのCSファイナルをテレビで観ていた。
ふと、スマートフォンの電話が鳴った。エージェントからである。「元気か?」。たわいもない会話をしていると、いきなり核心に迫ることを聞かれた。「颯、背番号何番にする?」。選手契約が決まったことを伝える連絡だった。
「選手契約を結ぶ事はまずキングスに来て最初の目標にしていたスタートラインだったので、驚いたし、嬉しかったです」
ただ、テレビに視線を戻すと、キングスの選手たちがファイナルの舞台で躍動している。特に、このシリーズで日本生命ファイナル賞に輝いたコー・フリッピン(現・群馬クレインサンダーズ所属)のプレーが目に留まった。
「初めは喜びの感情が湧きましたが、ロスターを見ると、フリッピン選手が抜けたポジションに僕が入るような形になる。『それで来シーズン優勝できなかったら…』というプレッシャーがすぐに押し寄せてきて、『自分に打ち勝たないといけない』という気持ちになりました」
この時、キングスはジャック・クーリーと渡邉飛勇が負傷離脱しており、日本代表としてアジア大会に出場する今村も開幕戦に出場できないことが分かっていた。主力を欠く中、荒川も強い覚悟を持ってシーズンに入っていった。
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