水深100mに一息で潜るフリーダイバー・福田朋夏が6月に沖縄でフリーダイビング大会を開催！世界から選手を招聘

ボンベを使わずに「一息でどこまで深く潜れるか」を、海という大自然に挑む“フリーダイビング”の世界。この海洋競技大会『沖縄フリーダイビングカップ2024』が、2024年6月21〜30日に、沖縄県・恩納村にて開催されます。
https://okinawa.truenorth.jp/ofc2024/

主催は日本代表として数々の世界大会で好成績を残し、世界でも女子５人目となる水深100mに到達した福田朋夏さん。福田さんは北海道出身ですが、沖縄の海に魅せられ2006年に移住し、2010年に競技を開始。世界中を飛び回り、海に潜っていましたが、沖縄の海に一番の魅力を感じ、現在は沖縄を拠点に活動をしています。2021年にBEGINのギタリスト・島袋優さんとご結婚されたことも話題になりました。

フリーダイビングとはなんなのか、沖縄でなぜ大会を行うのか。福田朋夏さんの思いとともにご紹介します。

フリーダイビングとは？

フリーダイビング（海洋競技）は、スキューバダイビングの器材など、水中で呼吸するための道具を使わずに、自身の肺の空気だけで潜水し、その深さを競うスポーツです。
花形種目のCWTの世界記録は、男子-136m、女子-123m。日本記録は男子-115m（篠宮龍三）、女子-106m（廣瀬花子）。申告した深さに設置されたタグを取るために潜り、持ち帰るために浮上していきます。この間1〜3分ほど。本大会では以下の4種目が実施されます。
・CWT＝フィンを履き、ガイドロープ沿いに垂直に潜る。ドルフィンキックで推進。
・CWTB＝2枚フィンを履き、ガイドロープ沿いに垂直に潜る。バタ足で推進。
・FIM＝フィンを履かず、ガイドロープを手繰りながら垂直に潜る。手とバタ足で推進。
・CNF＝フィンを履かず、ガイドロープ沿いに垂直に潜る。平泳ぎで推進。

沖縄大会の目的

沖縄をアジアを代表するフリーダイビングのメッカにしたい

沖縄の海は生態系豊かで美しく、レクリエーションの場としても、フリーダイビング競技の場としても最高の環境です。
本大会開催場所の恩納村真栄田岬付近は、水深が急に深くなるサンゴ礁の切れ目が陸地から近く、ボートで5〜10分ほど走れば水深100mというスポットで、年間を通じて透明度が高い魅力的な海洋環境。
この日本の沖縄の海の魅力を世界のフリーダイバーに伝えたい。このような思いから始まりました。

外国人観光客を誘致して沖縄経済に貢献したい

フリーダイビング競技はもともとヨーロッパで発展してきましたが、近年アジアでその人気は右肩上がりです。沖縄のすぐ隣の台湾はナショナルジオグラフィックに「アジアを代表するフリーダイビングのメッカ」として紹介されました。

韓国では、その競技人気から、深度25m・36m級のフリーダイビング専用プールが次々と完成し、周辺諸国からの来訪者が増えています。アジア圏の方々を中心に、多くのフリーダイバーが沖縄の海にもっと訪れるようにできるのではないかと期待ができます。

海洋保全意識の醸成

気候変動・海洋プラスチックごみ・サンゴ減少など、海洋環境が危ぶまれています。しかし、まだまだ身近に感じている人は多くはないのではないでしょうか。川や海など水が身近にある日本に古くからある「水に流す」という言葉は、過去の出来事やトラブルをなかったことにすることを意味します。それだけ海や川は中が見えず、忘れられてしまうものなのです。
海に意識を向けていただく、興味を持っていただくことが、「海を守ろう！」と思っていただける第一歩。この大会がそのきっかけになれるよう、大会を通じて沖縄の海の美しさを多くの人に伝えていくことも目的の一つです。そして、この海の美しさを永遠に維持するためには何をするべきか、地域の方々と共に考えて、ビーチクリーンなども一緒に行っていく予定です。

沖縄大会主催・福田朋夏さんからメッセージ

私はこれまで、ギリシャ地中海や南米バハマ等、世界中の素晴らしい海で潜ってきましたが、沖縄の海はそれら以上とも言える、世界基準でトップクラスの素晴らしさだと感じています。
沖縄でまた新たな大会を開催して、世界中の方々に、この海の素晴らしさを知って頂きたい。
そして、フリーダイビング競技の発展にも貢献したいという思いがあります。
アジアを代表するフリーダイビングのメッカとなるポテンシャルをもつ沖縄の海で、
この海の美しさを守り、地域に寄与するような大会に成長させますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2024年4月1日／フリーダイバー福田朋夏

※経歴＝2010年、沖縄で開催されたフリーダイビング世界選手権にスタッフとして参加、世界TOP選手達の潜る姿に感銘を受け、2011年からトレーニング開始。2012年に日本代表チーム『人魚JAPAN』メンバーとなり、団体金メダルを2回獲得。個人でも数々のメダルを獲得し、世界で女子5人目のCWT深度100m記録者。沖縄の海に惹かれ、2006年に地元北海道から沖縄へ移住。沖縄拠点インストラクター・インフルエンサーとして活躍中。

クラウドファンディング実施中

大会実施にあたり、クラウドファンディングを実施中。大会の目的や福田さんの思いに共感した方や、沖縄やフリーダイビングを盛り上げたいという方は、ぜひ応援してみてはいかがでしょうか。

URL https://camp-fire.jp/projects/view/738414
期間 2024年3月22日（金）～5月10日（金）23:59:59
詳細 上記サイトに詳細記載