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輝く太陽の下、Jリーグクラブが織りなす魅力 ─ Jリーグ功労選手賞 上里一将さんにきく 2024年サッカー沖縄キャンプ情報まとめ【J1版】─

新たなJリーグシーズンの幕開けを告げる代名詞となったサッカー沖縄キャンプ。美しい自然と温暖な気候の沖縄に選手たちが一堂に集い、戦術の練習から結束を深めるまで、様々な挑戦と期待に満ちた日々が待ち構えています。
青い海と白い砂浜が広がる沖縄の豊かな自然環境は、チームにとって理想的なトレーニングの場となります。
サッカーファンのみなさまも期待に胸を膨らませ、各チーム、どのようなキャンプ期間を過ごし、新シーズンを迎えるのか注目しているでしょう。
この記事では、Jリーグで19年間プレーし、Jリーグ功労選手賞を受賞した沖縄県宮古島出身で元FC琉球の上里一将さんに沖縄キャンプ参加チームの解説や注目選手などを伺いました。
J1カテゴリ各チームのキャンプ日程や施設情報とともにぜひお楽しみください。
>J2・J3のキャンプ情報はこちら

目次
FC東京
1次キャンプ

2次キャンプ


✅上里メモ
【チームトピック】
2023年夏から指揮を取るクラモフスキー監督。
相手のシステムや出方を見ながら、ひずみのある場所へボール進めるポゼッションサッカー。個々の判断能力も高く、前線にもスピードのある選手を獲得し、保持するだけではなくカウンターで仕留める怖さも増した印象。
長年FC東京の歴史を経験してきた森重選手が、チームの方向性を示す重要な位置付けであり、精神的支柱。チームのまとまりが勝敗の鍵。
【注目選手】
野澤大志ブランドン選手(GK)
堅守が特徴のチームで最後の砦としての役割をしっかり担っている。
今期はいかに失点を減らせるかがカギ。
ヴィッセル神戸


✅上里メモ
【チームトピック】
総合的にタレント揃いの隙のないチーム。
日本を代表する選手達が、先陣を切ってチームの為にやりきる姿は、若い選手達にとっては素晴らしい見本であり、おびやかし追い越していけるようになると、さらにチームとして1段階も2人段階もレベルアップする。連覇を狙える力もあり、期待大。
【注目選手】
大迫勇也選手(FW)
昨季MVP獲得の言わずと知れたFW。得点力が高いが、周りを活かすプレーに今年も期待。前線からチームを鼓舞する力はチームに活力を与える。
川崎フロンターレ


✅上里メモ
【チームトピック】
鬼木監督体制8年目。
圧倒的な技術を活かした攻撃的ポゼッションスタイル。
毎年、色んな形で主力が抜けるが、クラブが目指すサッカーに適した選手の補強、戦術の落とし込み、常に魅力あるスタイルを貫くチーム力。
今年はタイトルを取るべく、チーム一丸となり1段階ギアを上げ力を発揮してくるだろう。
【注目選手】
脇坂 泰斗選手(MF)
川崎フロンターレのレジェンド中村憲剛から背番号「14」を引き継いだ選手。
チームスタイルの攻撃的なサッカーを体現・継承していく期待の選手。
アルビレックス新潟


✅上里メモ
【チームトピック】
相手に合わせる事なく、独自のポゼッションスタイルを貫く。
ビルドアップをしてるかと思えば、高速カウンターで仕留める術もあり、手札の多い多彩な攻撃と、その時の状況に応じてプレーできる。選択肢が多い中でも共有ができるまとまりあるチーム。昨シーズンの順位を上回る成績に期待大。
【注目選手】
堀米 悠斗選手(MF)
クラブのために何が一番いいのかを言葉でもプレーでも伝えることができる選手。精神的支柱にもなっている。
浦和レッズ


✅上里メモ
【チームトピック】
今年は監督も変わり、これまで積み上げてきたもの、新しいスパイスの融合が必須。
そこで。宇賀神選手の復帰は大きい。関わる人に影響を与え、ポジティブに働き良い方向に導いてくれる。GKとDFはタレント揃いで、前線は新加入の渡邊 凌磨選手と、小泉 佳穂選手との前橋育英高校の同級生コンビに期待。
【注目選手】
小泉 佳穂選手(MF)
戦術理解度・個人スキルが高い選手。攻守のスイッチを入れる役割を担い、献身的なプレーが持ち味。そこに得点力が加わると勝利への貢献度も上がるはず。
北海道コンサドーレ札幌


✅上里メモ
【チームトピック】
ミシャ監督体制7年目。
魅力ある攻撃的ミシャスタイル。成熟度、継続性は◎。そこに上積みができればおのずと上位進出は見えてくるはず。ただ、昨シーズンチームを支えてきた選手が複数抜けた印象。
そこで、クラブの象徴である宮澤選手や荒野選手、この2人の存在が重要なポイント。
ミシャ監督7年目はタイトルも欲しいところ。
【注目選手】
宮澤 裕樹(MF)
この選手がいるかいないかで大きくチームが変わる、まさに精神的支柱的な存在。
いかにチームを引っ張っていけるかがカギとなる。
サガン鳥栖


✅上里メモ
【チームトピック】
これまでの圧倒的な走力に加え、川井監督の采配がハマった。
毎年たくさんの入れ替えがあるが、鳥栖スタイルを継承しつつ、監督の色も体現できてる、チーム作りにおいて理想的なチーム。今年も新加入選手の融合や、若手の育成と川井監督の手腕で上位を目指す。
【注目選手】
河原 創選手(MF)
川井監督のスタイルを体現するにあたりキーとなる選手。走力含め、技術的にもチームのスイッチになる。
ガンバ大阪


✅上里メモ
【チームトピック】
スペイン人監督の元、リスクを最小限におさえながらボールを保持し主導権を握るスタイル。
昨年は、個々の能力は高いが、良い時と悪い時の波が大きく苦しんだシーズン。
今年はクラブのレジェンドである、遠藤保仁さんがコーチに就任し、遠藤さんのサッカーIQがチームに浸透していくと、上位進出は可能。最終的な順位が楽しみ。
【注目選手】
宇佐美 貴史選手(FW)
言わずと知れたガンバ大阪を背負う選手の一人。ともに“世界”を知る、コーチ遠藤保仁さんと共に、どれだけチームを引っ張っていけるか。
京都サンガF.C.


✅上里メモ
【チームトピック】
チョウキジェ監督4年目で、前線からのハイプレス、相手の良さを90分間消し続け、まさに京都の試合だった、と常に思わせてくれるスタイル。
今年は前線にターゲットにもなり、守備もいとわない得点力のある外国人も補強。チーム成熟度も高く、開幕から最終節まで突っ走っていくだろう。
【注目選手】
川﨑 颯太選手(MF)
相手の攻撃の芽を摘むDF力が魅力。チャンス時には2列目3列目を追い越し、得点する力もつけてきている楽しみな選手。
名古屋グランパス

南風原町黄金森公園陸上競技場
【住所】
〒901-1104 沖縄県島尻郡南風原町宮平718-1
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【期間】
【1次キャンプ】2024年1月15日〜2024年1月25日
【2次キャンプ】2024年1月28日〜2024年2月6日
※【1次キャンプ】【2次キャンプ】は、同場所にて実施

✅上里メモ
【チームトピック】
GKランゲラック、ボランチの稲垣選手を中心に統率された固い守備が光っていた。
前線には強力な選手を擁し、対戦相手は常に圧力がのしかかってくるようなチーム。
攻守において稲垣選手の活躍が鍵。昨年は上位に加わったが、今年はさらに上を目指したい。
【注目選手】
稲垣 祥選手(MF)
攻守において重要な選手。攻撃時はチャンスをかぎ分け、守備時は危機を察知する能力に長けている。
FC町田ゼルビア
1次キャンプ

2次キャンプ


✅上里メモ
【チームトピック】
青森山田高校を長年率いた黒田監督の元、昨年J2で圧倒的に優勝。
若手やベテラン関係なく、練習から強度高く、リスペクトし合いながら競争していく。
黒田監督は言語化が上手く、選手達が迷った時に立ち返れる場所を明確にするから、選手達も信頼しついていく。J1で黒田監督の采配に注目。
【注目選手】
昌子 源(DF)
日本代表経験もあり、“世界”を知る経験から「強さ」「勝利」という思いをチームに浸透させることができる選手。
東京ヴェルディ
1次キャンプ

2次キャンプ

中城村吉の浦公園ごさまる陸上競技場
【住所】
〒901-2406 沖縄県中頭郡中城村当間620
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【期間】
2024年2月1日〜2024年2月8日
【トレーニングマッチ】
対戦相手:名古屋グランパス
日程:2月3日(土)14時キックオフ(予定)
場所:黄金森公園陸上競技場内 グラウンド(沖縄県島尻郡南風原町字宮平718-1)

✅上里メモ
【チームトピック】
長い長いトンネルを抜け、16年ぶりに名門がJ1に戻ってきた。
城福監督の元、ただ上手いだけではなく、戦える集団に変えた。
見てる人達を魅了し、上手さだけではなくクラブの為に全力を出し切る。それを支え体現するのが生え抜きの森田選手。これまでの色んな歴史を、J1という舞台でぶつけ、大旋風を巻き起こすだろう。
【注目選手】
森田 晃樹選手(MF)
クラブの生え抜きで強くしたいという思いは相当強いはず。持ち前のキャプテンシーでどのようにチームを引っ張っていくかがカギ。
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