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大谷・キングス・AI…2023年を振り返る【リップサービス金城晋也の「こちら舞台袖」】

目次
今年の漢字は「税」
2023年も残りわずかとなりました。一年の世相を表す「今年の漢字」が発表されたあたりから、なんとなく年の瀬感が押し迫ってきた気がします。ちなみに今年の漢字は「税」。頑張った一年を表す漢字が「税」だなんて世知辛いにも程がありますが、理由は「所得税など増税への議論が一年を通じて活発に行われた」「インボイス制度など、税にまつわる様々な話題が続いたから」だそうです。
「今年の漢字」についてX(旧Twitter)でこんな投稿をしたところ、多くの反響がありました。

共感を表す数値の一つであるリポストは約900件、「いいね」も3000件を超えました。(僕にしては多いんです!)このコラムを執筆している間にも少しずつその数字は上がっています。(少しずつ上がるのも「税」っぽいですね。)
ということで今回は、今年の印象的なフレーズから、僕なりに2023年を振り返っていきたいと思います。リップサービス金城晋也の「こちら舞台袖」はじまりはじまり~!
憧れるのをやめましょう
3月は日本中がWBC一色に。連日躍動する侍ジャパンに熱狂しました。
そんな侍達に憧れた息子が家の中でバットをブンブン振り回しテレビを割ってしまう、なんてこともありました。当の本人はにこやかにペッパーミルパフォーマンスを披露。どちらもコショウ(故障・胡椒)です、じゃないのよ。
あの後、無事にテレビを買い替えまして、今は綺麗な画面で視聴を楽しんでいます。僕からもう一度強く言います。「憧れるのをやめましょう」

琉球ゴールデンキングスのBリーグ初制覇、これも今年の大きなトピックでしょう。我が家も家族揃ってキングスに大ハマり。
リビングのカレンダーの週末の予定に「渋谷」だとか「横浜」だとか書いてあって「ん?僕に内緒で家族旅行か?」と思ったらキングスの対戦相手を書いてただけ、なんてこともありました。
はーびっくりした。

お笑いライブが戻ってきた
スポーツといえば、「4年ぶり/声出し応援」がユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選出されました。
新型コロナウイルスの感染状況が緩和されてきたことで「4年ぶり」に「声出し応援」が復活し、試合会場などで観客の声が選手の背中を押した一年でした。
お笑いライブも例外ではありません。コロナ禍での無観客ライブや、マスク着用必須のライブを経て、2023年はようやく普通のライブが開催できるようになりました。自分たちのやりたいことを制限なく表現できることはもとより、お客様が笑ってる顔を見られるというのが我々芸人にとっては一番嬉しいことでした。
ライブハウスやイベント会場にお客さんが戻ってきたことが幸せで、今年はいつにも増して沢山の新ネタを作りました。「健康麻雀って何?」「これって僕だけですか?」「御社と弊社を歌で覚える」「幸い中の不幸」「居酒屋に持っていきたい三文字」ごく一部ですが、今年誕生したネタのタイトルです。大きな笑い声を浴びるネタもありますが、箸にも棒にもかからないようなネタの方が多いのですが。


沖縄の○○をAIに描いてもらいました
さてここで突然ですがクイズです。こちらは沖縄に関するある言葉を入力、それを元にAIが生成してくれた画像です。さて、どんな言葉を入力したか分かりますか?

牛乳のようなものを片手に踊る女性…。ヒントは曲名です。難しいですかね?
答えは「ミルクムナリ」です。「ミルク」片手に踊る舞踊、AIはそう解釈したのでしょう。
個人的に今年一番気になったのはこの「生成AI」です。画像やイラスト生成のジャンルは特にAIが大きく進歩した一年だったような気がします。
ちなみに、以前このコラムの一部をchatGPTに書いてもらう、なんて試みもしてみましたが、てんで上手くいきませんでした。文章を書くのにはもう少し時間がかかるのかな?頑張れAI!来年には書けるようになってくれ!
今年スタートしたこのコラムもお陰様で年を越せそうです。ここまでお読み頂いた貴方にだけ、幸多かれと祈ります。ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

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