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OTV報道部

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刀 森岡 毅CEOがテーマパーク『JUNGLIA(ジャングリア)』開業に沖縄を選んだ勝ち筋。その先の未来は必然か?

森岡 毅 氏は「沖縄びいき」だ! 笑

株式会社刀 森岡 毅CEOインタビュー 沖縄県ーマパーク『JUNGLIA(ジャングリア)』について

なぜ、沖縄を最初のテーマパーク事業の拠点として選んだのだろう。森岡 毅 氏に話を聞いた。そこには、「沖縄びいき」な一番大事なポイントをはじめ古くまで時代をさかのぼる地政学的な根拠や、沖縄だからできるネガティブをポジティブに転換するやりがいのある事業として観光産業に取り組むという「沖縄を選んだ3つの理由」があるという。

01.世界に通用するエキゾチックな沖縄

森岡 毅 氏
1つ目は沖縄という場所が圧倒的な魅力にあふれているということです。
沖縄が持っている様々な観光価値・体験価値というのは、おそらく沖縄に住んでいる方ではピンと来ないかもしれません。しかし、沖縄に住んでいる皆さんも実は日常で享受されていると思います。
まず「高い需要があるのか」は一番大事なポイントです。旅行に行ったり、人が非日常の中でストレスを解消したいという欲は必ずある。
観光客の需要が高いのは沖縄だけではないですが、地域としてのポテンシャルが一番高いのはどこか?日本の47都道府県の中では、私の分析ではやっぱり沖縄となります。
北海道もすごいと思いますが、沖縄は北海道よりもっと伸びしろがあると私は思っています。
なぜなら年中気候が安定していて、沖縄の海水温度は20度を下回ることはないから冬でもスキューバダイビングができ、冬も他県よりは暖かい、そして夏は夏で暑すぎないからです。沖縄県は酷暑日35℃以上になることは極めて少ないです。そうなると、沖縄の夏って実は涼しいですよ。
これは、凄く良いことで沖縄のこの安定した気候というのは、日本だけではなく、アジアのいろんな地域に住む方から見て眩しい。素晴らしい気候なんです。
私は周りから沖縄びいきと何度も言われますが、はっきり言います。私は『沖縄びいき』をしています!(笑)
なぜなら沖縄は素晴らしいものを持っています。独特の文化、独特の食事、独特の音楽、独特の言葉がありますよね。そして独特のホスピタリティがありますよね。僕にとってもエキゾチックなんですよ。そして、日本人にとってもエキゾチックなんです。
世界に通用する、魅力があふれる場所なんです。

02.沖縄は「観光の女神」に選ばれた島

森岡 毅 氏
2つ目は地政学的に、これからの沖縄には観光客が増え続ける構造にあります。
集客施設を作る観光の日本の観光産業の礎となる構造も既に出来上がっているということです。
それは、まずアジアのど真ん中にあるという地政学的な利点です。
沖縄には約3時間圏内に4億人、4時間圏内には20億人の人口圏が存在しています。その中で沖縄に来る旅行者の数を考ると沖縄に人が集まるような構造になっているんです。これは今(現代)だからじゃないんですよ。

琉球王国の時代、つまり移動手段が船の時代から観光と貿易で沖縄という場所は豊かになるように運命付けられた「女神が選んだ島」なんです!
いまから10数年前、USJで働かせていただいたときに気づき、そこから何度も沖縄を分析し、何度もテストして考えました、コロナ禍の前と後でも調査しましたが、沖縄という土地は「女神が選んだ島」という自信が揺らいだことはないです。

03.沖縄だから観光産業は稼げて誇らしく

森岡 毅 氏
3つ目は沖縄の、とくに北部の抱える様々な問題を解決できる。
このテーマパーク事業『JUNGLIA(ジャングリア)』は、大きなポジティブな変化の起点になれるという社会的意義があると考えているからです。県の収入の多くを占める観光産業ですが、自分の子供を観光産業に就かせたいと思っている親は必ずしも多くないというデータを沖縄県が発表しています。このデータを見た時に観光産業で大きな成功を収めることは大きな意味があるだろうと思いました。多くの観光客が来ることで、たくさんのお給料をもらう人が増える。
そして人々の生活が豊かになっていけば沖縄県だけではなく日本の社会の縮図ともいえる貧困問題の解決への一歩にもなる。このテーマパーク事業『JUNGLIA(ジャングリア)』を起点に沖縄の観光産業は稼げて誇らしくなる。そう思うと同じ日本人として、すごくやりがいのある事業だと思って取り組んでいます。

> 株式会社 刀 森岡毅氏”おきなわブランド戦略”基調講演

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