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丘の上の絶品ハンバーグ!元祖チーズインハンバーグのお店「ばくばく亭」(北谷町)
北谷町は沖縄本島中部に位置し、若者や観光客に人気のスポット、アメリカンビレッジがあることでよく知られています。
西海岸に沈む夕陽は心も身体も癒してくれ、北部にも南部にもアクセスしやすい立地から、沖縄移住を計画している方にも人気のエリアです。

そんな北谷町の吉原にある「ばくばく亭」は、西海岸を一望できる高台に位置し、店内から見渡せる開放的な景色は、思わずため息がこぼれてしまうほど。
今回は、ハンバーグ職人が作るこだわりのハンバーグとともに、「ばくばく亭」の魅力をたっぷりとご紹介します。
目次
長野県からはじまった「ばくばく亭」ヒストリー

1984年、現在の店主、相澤さんのお父さまにあたる前店主と奥さまの2人で長野県松本市でスタートしたところから「ばくばく亭」の歴史がはじまります。
20数年間、父ちゃん、母ちゃんの店として長野県で愛され続けた「ばくばく亭」は、前店主の長年の夢だった沖縄移住を叶えるため、お店とともに沖縄に大移動してきたそうです。
北谷町に店を構え、地元、観光、外国のお客さまから愛されて、10年目を迎えた2017年7月。火災に見舞われ、すべてを失ってしまいました。
前店舗は全焼してしまい、途方に暮れていましたが、周りの方々のサポートを受け、同年10月に現在の場所に移転し、営業を再開。
2023年10月で8年目に突入したそうです。
当時の心境などは「ばくばく亭」の公式Instagramの過去の投稿にも記載されており、サポートしてくれた方々への感謝の想いがつづられています。
「ばくばく亭」の小さな立て看板が目印のオススメルート
58号線からナビで「ばくばく亭」と検索すると、最短ルートで案内をしてくれます。
しかし、急なのぼり坂や、すれ違うのもやっとな狭い道をとおるため、運転があまり得意でないと感じている方には、あまり推奨できる道ではありません。
オススメは、最初に「ポリテクセンター沖縄」を検索し、到着したら、今度は「ばくばく亭」を検索する方法です。

写真のような立て看板が「ポリテクセンター沖縄」付近から店舗への道順を案内してくれるので、迷わず進むことができます。

途中、大きな坂にさしかかりますが、坂をあがりきると、

大きな「ばくばく亭」の看板がみえてきます。

1階部分が駐車場になっており、10台ほど停められます。
近くに第2駐車場も完備されていますが、ランチタイムなどのピーク時には満車になる可能性もあるため、できる限り相乗りでの来店をおすすめします。
窓の外には西海岸を一望できる絶景!

店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは大きな窓。
温かい光と木のぬくもりを感じる店内が、やさしく出迎えてくれました。
中央の4人〜6人掛けのテーブル席は、家族やグループでの利用に最適です。
子ども用のイスも完備されているので、小さなお子さま連れの場合でも、あんしんしてお食事を楽しめます。


そして高台ならではの景色が楽しめるのが、窓側のテーブル席です。
あいにく雲が多く、真っ青な空はおあずけでしたが、西海岸の海がきれいにみえ、窓いっぱいの絶景が広がっていました。
スタッフの方によると、ディナータイムの時間帯と重なるサンセットや夜景も格別なのだとか。
同じ方角でも季節や時間帯によって見える景色がちがうため、何度も足を運びたくなります。

メニューブックを開いてみると、すべて手書きの料理のイラストや、おすすめポイントが添えられています。
料理はすべてオーダー後の調理となるため、少し時間がかかることを想定していましたが、料理が運ばれてくるまでの間、景色をみて、「お家の方角はこっちかな~」とか、メニューブックを読み返しながら、「次はコレも食べてみたいな〜」など、家族との会話を楽しんでいたら、あっという間に時間がすぎていました。
40年間変わらず手作り!「ばくばく亭」のハンバーグ職人による絶品ハンバーグ
今回私は、お店の看板メニューでもある「チーズオーブン焼きハンバーグ」のレギュラーセットを注文しました。

前菜のサラダは、パイナップルとみずみずしい野菜に自家製ドレッシングがかかった一皿。
新鮮なお野菜に、こくがあるけどさっぱりしたオーロラドレッシングがとてもマッチしています。
琥珀色のコンソメスープには、沖縄県産鶏ガラと北海道利尻昆布が使用されています。澄んだスープの色から、ていねいな仕事ぶりが伝わってくるようです。
ホッとするやさしい味わいに、自然とハンバーグへの期待が膨らみました。

熱々の鉄板で運ばれてきたハンバーグは、丸々としたフォルムが特徴的です。
「チーズオーブン焼きハンバーグ」はいわゆるチーズインハンバーグのことで、ナイフで切る前から肉汁とともに、なかのモッツァレラチーズがとけだしています。


熱々のハンバーグを切ってみると、なかのモッツァレラチーズがトロッとあふれ出してきました。
つなぎをほとんど使用していないため、肉本来の旨みがぎゅっと閉じ込められていて、食べ応えがあります。
手仕込みのデミグラスソースは、コクがありお肉との相性もとてもよかったです。
お肉のジューシーさと、重すぎないチーズのバランスが絶妙で、計算つくされた職人の技を感じました。
不動の人気を誇る「チーズオーブン焼きハンバーグ」ですが、もともと創業当時からメニューにあったわけではありませんでした。「大量のチーズを上にのせようと思ったがうまくのらなかったので、なかに入れてみよう!」という前店主の逆転の発想がきっかけで誕生したそうです。
「ばくばく亭」のハンバーグはステーキ用の牛肉と沖縄県産豚あぐーのあいびき肉を使用しています。ハンバーグに使用するお肉は、毎日お店でミンチしているそうなんです。
フレッシュなお肉だからこそ味わえるジューシーな肉汁と旨みは絶品です。
手間暇を惜しまず、一切の妥協も許さない、前店主のこだわりを守り続けている「ばくばく亭」。
日々、提供できる数量も限られているため、売り切れになってしまう理由も納得です。
とろ〜りチーズで子どもも大興奮!おこさまセット
今回の取材には、小学生の娘にも同行してもらいました。

イラストで描かれているので、本を読む感覚でメニューブックをみつめていました。
何度も見返し、真剣にメニューを選ぶ姿がとても愛らしかったです。

娘が選んだメニューは、おこさまセット。
“おこさま”といっても、量が子どもにあわせたサイズになり、熱い鉄板ではなく安全なワンプレートでの提供になったこと以外、ハンバーグもスープもすべて大人と同じクオリティ。
おいしさに変わりはありません。


ミニサイズになったハンバーグにも、大量のモッツァレラチーズが入っていて、トロッとあふれ出て、のびるチーズにテンションがあがっていました。
大切な人との特別な時間を「ばくばく亭」で

和食がメインの家庭で育った私は、子どもの頃、ナイフとフォークを使っての食事にすごく憧れがありました。家族の誕生日やお祝いごとでレストランに連れて行ってもらったときの記憶は、いまでも鮮明に覚えています。
今回、娘と「ばくばく亭」を訪れて、自然と「今度はおばあちゃんと一緒に食べたい」「お友達にも食べさせたいな」と大切な人を思い浮かべる様子をみて、とてもあたたかい気持ちになりました。
店主の相澤さんをはじめ、スタッフの方の心配りが細部に感じられ、心も身体も満たされる時間が流れている「ばくばく亭」。
デートや大切な人のお祝い、頑張った自分へのご褒美など特別な時間を、ぜひ「ばくばく亭」で過ごしてみてはいかがでしょうか。
Information
- ばくばく亭
- 住所
- 〒904-0105
沖縄県中頭郡北谷町吉原315-1 - 電話番号
- 098-926-6888
- 営業時間
- ランチ11時30分~15時(L.O.14時30分)
ディナー17時~21時(L.O.19時30分) - 定休日
- 月曜日
- 駐車場
- 敷地内10台あり(近隣第2駐車場4~5台)
- クレジットカードの利用
- 可
- 電子マネーの利用
- 不可
- HP・SNSのリンク
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