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季節の味を楽しめる、名護市のおいしいフレンチ「TOUJOURS….(トゥジュー)」
美食家が「行くべき!」と推薦する、名護市の「TOUJOURS….(トゥジュー….)」。
お店のインスタグラムに投稿されているハイセンスな写真に、「もしかしたら高級店なのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、気軽に行けるカジュアルフレンチレストランです。
地元の野菜がまるで芸術作品のような姿に変わり、さらに心も体も満足すること間違いなしの「TOUJOURS….」。
今回は「TOUJOURS….(トゥジュー….)」の雰囲気やランチメニューを、詳しくご紹介します。
目次
店名「TOUJOURS....」に込められた想い

「TOUJOURS….」は、名護市にあるカジュアルフレンチのお店です。きれいに整えられた店内では、ランチ・ディナーともにコース料理が楽しめます。
フランス語で「いつも」や「日常」などの意味がある「TOUJOURS」。店名「TOUJOURS….」には、「なにげない日常のなかに、少しだけ豊かな、ほっとする時間となる時間を提供したい」という想いが込められています。
「TOUJOURS....」シェフこだわり!50種以上のワイン

センスのよいインテリアがさり気なく飾られた店内には、美しく磨かれたワイングラスと、こだわりのオーガニックワインがならんでいます。
ドリンクメニューをみると、50種類以上のワインがずらり。
さらに一つ一つ手書きでていねいに書かれた説明文からは「少しでも楽しんでほしい」という想いが伝わってきます。
お酒好きとしては、繊細な味の料理を前にワインを我慢するのは至難の業。アルコールも楽しむ前提でお店を訪れてみてはいかがでしょうか。
ソフトドリンク派には「TOUJOURS....」自家製ドリンクがおすすめ

アルコールが飲めない方やソフトドリンクを楽しみたい方は、「TOUJOURS….」こだわりの自家製ドリンクや季節のジュースがおすすめ。
「TOUJOURS….」自家製ドリンクは、沖縄県産の季節のフルーツを使用しています。暑いシーズンには爽やかな炭酸ジュースを、寒いシーズンにはこってりとした濃厚なジュースを季節ごとに楽しめます。また、年に一度数量限定で長野から仕入れている果実ジュースも格別で、お店の人気メニューの一つでもあります。
今回は「TOUJOURS….」自家製パッションフルーツソーダをオーダーしました。

宜野座産パッションフルーツを使用した「季節のドリンク」です。
爽やかな酸味としっかりとした炭酸、そしてプチプチと口のなかで弾けるパッションフルーツの種。運ばれて来るとパッションフルーツのよい香りが漂い、前菜の前に飲み干してしまいそうになりました。
ひと皿目から心奪われる、美しいアミューズ

本日のアミューズの主役は「ヤングコーン」。サクサクした食感のヤングコーンと少しだけピリッとするカラシナの自家製マスタード、そしてタルト生地がアクセントとなったひと皿です。
ヤングコーンを一品料理としておいしく食べたのは、はじめてです。いつもサラダの脇役にしてしまってごめんね。
新玉ねぎの甘みが凝縮された「新玉ねぎとイカのポタージュ」

前菜はヘーゼルナッツとネギオイルが添えられた、「新玉ねぎとイカのポタージュ」。
まず口に広がるのは、オーブンでじっくりと焼くことでひき出された新玉ねぎの甘さです。そして次にヘーゼルナッツの香り、イカの食感が口の中でマリアージュされ、すべてがお互いの味を引き立て合っている時間も手間もかかったひと皿です。
「あ、イカ発見!」と口のなかで食材を探しながら食べるのもおすすめです。
メインは「季節をあじわう」ひと皿

メインは季節の野菜をたっぷり楽しめるひと皿です。
味付けは、にんじんのソース、カリフラワーのソース、サクナやフーチバーなど数種のハーブのソース、シークヮーサー胡椒の4種。数えてみると17種(おそらくもっと)の野菜やきのこがそれぞれに調理されています。さらに野菜の下には、白身魚のポワレが隠されており、お宝を発見したような気持ちになりました。
伊江島小麦の自家製パンで余ったソースも楽しむ

伊江島小麦を使用した自家製パンは、小麦のよい香りが漂う、サクサクの全粒粉パンです。ちぎってお皿についたポタージュやソースをすくえば、最後のひと口まで味を堪能できます。
デザートでもお宝発見!

デザートは「イチゴミルクアイス 雪塩がけ」。宜野座村のイチゴに、ミルクアイス、雪塩がパラパラとかかった甘じょっぱいデザートです。
食べ進めていくと下のタルト生地の中央にカスタードを発見!デザートでもお宝発見気分を味わえ、シェフの高いサービス精神に完敗しました。
心も体も温まる、おいしい紅茶でほっと一息

食後はブレンドコーヒーか名護市の金川紅茶を選べます。バナナのフィナンシェも最後にひと口。最後の最後までおいしいフレンチコースでした。
ランチで1,800円は高い?

「TOUJOURS….」はコース料理のみの提供で、野菜中心のランチコースは1,800円(税別)、お魚コースは2,500円(税別)です。値段だけ見ると「た、高い」という印象を持つかもしれませんが、一つ一つの料理をていねいに食すると考えは一変します。
逆に「ちゃんと利益が出ているのだろうか」と心配になるほど、こだわり抜いたたくさんの食材がていねいに調理されています。1,800円は決して高くない、と私は思いました。
真面目なシェフとやさしく見守る奥さま

「TOUJOURS…」は永吉 盛晃シェフと奥さまの光さんのお二人で運営している、小さなカジュアルフレンチレストランです。東京のフレンチで修行を重ね、2020年に名護市に独立店をオープンしました。
レシピはインスピレーションではなく、試行錯誤を繰り返し作っているそう。納得するまで何度も試作を繰り返し、そしてようやくでき上がったのが私たちの前に出されるひと皿ひと皿です。
食べていると幸せな気持ちになれるのは、シェフのお客さまに対する、料理に対する真面目な想いが感じられるから。だから心が満たされるのですね。
またゆっくりひとりで行きたいお店「TOUJOURS….」

ていねいに美しく調理された地元食材を食べていると、豊かな時間を過ごしてほしいという店主の想いがやさしく身体に染み渡っていきました。
「TOUJOURS….」で過ごす時間は、特別な日だけでなく、日常のちょっとしたひとときに取り入れたいもの。個人的には特別な人と特別なときに、ではなく、やさしさに飢えたときに1人でまた行こうと決心しました。
みなさんもぜひ一度ご賞味ください。来店の際はアルコールも楽しむ準備をお忘れなく!
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