コラム
ゴミ拾いダイビングで見つける、面白い沖縄の海中ゴミ。

みなさんこんにちは!
「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」の代表兼ダイビングインストラクターをしている東真七水(アズママナミ)です。

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。
前回の記事で書きましたが、私は「スキューバダイビング」と「ゴミ拾い」を掛け合わせ、海の底に沈んだゴミをスキューバダイビングしながら楽しく回収するという、新しいマリンアクティビティ「水中ゴミ拾い」を広める活動をしています。

今回のコラムでは、2022年に行った水中ゴミ拾いの成果と、水中ゴミ拾いの魅力についてお話しします。
【2022年の成果】
水中ゴミ拾い専門店Dr.blueは、2022年の5月30日ゴミゼロの日に開業し、7月から活動を開始しました。
毎回水中ゴミ拾い後にゴミの重さを測るのですが、総量を計算してみると、半年間でなんと161.8kgものゴミを海のなかから回収していました。
活動に参加してくださったおよそ100名のダイバーのみなさまと、コツコツ頑張ってきた結果です。

こんなにたくさんのゴミを回収できるとは開業当初思っていなかったので、この成果に驚くと同時にたいへんうれしく思います。
ただ、残念ながら世界の海では年間800万トン=80億キログラムものゴミ(※1)が流入しているといわれており、私たちが回収した161.8kgはそのたった0.000002%です。まだまだ計り知れない量のゴミが海に眠っていることになります。
※1.参考:WWFジャパンWEBサイト「海洋プラスチック問題について」、Neufeld,L.,et al.(2016)
海に沈んだゴミを回収できる技術はなく、海中のゴミを取り除くことができるのはダイバーだけです。ダイバーのみなさん、今年もたくさんのご参加をお待ちしております。
また、ノンダイバーの方々もご興味をお持ちでしたら、ライセンス講習などを受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
【水中ゴミ拾いの魅力】
さて、そんな水中ゴミ拾いですが、実は面白い魅力がたくさんあります。
そのひとつが「予想外なゴミとの出会い」です。
みなさん、海の中には一体どんなゴミが沈んでいると想像しますか?
ペットボトルや空き缶、ビニール袋や釣り糸など、よくある一般的なゴミももちろん落ちているのですが…

「え、こんなものが?」と驚いてしまう、さまざまなゴミが落ちていて、突っ込みどころが満載なんです。
たとえば、ショッピングカート。

何年も沈んでいるのか、茶色く変色しています。そしてかごのなかからサンゴが生えています!
およそ50年前に流通していたと思われる空き瓶。

いまはなきホームサイズ、500mlのコカコーラ瓶
およそ40年前に流通していたと思われる空き缶。

1971~1986年に発売されていたらしいデザイン。
湘南爆走族のステッカー。

砂地に埋まっていました!
人気アニメ番組のキャラクターフィギュア。

電気ポケモンのエレブーが岩の間から出現!
まさかの保険証。

個人情報が海の中で漏洩!
数々の個性のある海ゴミたち、本当にいろんなものが落ちていて、水中で笑ってしまったり、びっくりして叫んでしまうこともあります。(笑)
そんな面白いゴミとの出会い、「一期ミ一会」(イチゴミイチエ)が水中ゴミ拾いの魅力のひとつなのです。
今回ご紹介したもののほかにも面白いゴミたちをたくさん見てきたので、今後もまたご紹介していきますね。
2023年2月からは、毎月の活動報告や水中ゴミ拾いについて月ごとに異なるテーマを定めてお知らせしていこうと思います。水中ゴミ拾いは楽しい反面、いろんな危険も潜んでいるので、行う際のルールや注意事項についても発信する記事になればと思っています。
次回は2月中旬を予定しています。来月もどうぞよろしくお願いいたします!
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