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「ゆし豆腐そば」が有名な老舗沖縄そば屋「高江洲そば」(浦添市)
アゲアゲめし、今回のテーマは「豆腐料理」。紹介するのは、浦添市伊祖にある「高江洲そば」。「ゆし豆腐そば」の元祖と言われるお店で、開店前からお客さんが並ぶほどの人気店。

ふわふわでコクがある「ゆしどうふそば」

はい、きましたよ!

いいねー、ふーわふわ
ゆしどうふそば(大)(700円・税込)

二日酔いのサラリーマンが、「沖縄そば」を食べたい。だけど「ゆし豆腐」も食べたい。「だったら、ゆし豆腐を上にのせるね」という、先代の店長さんの一言で生まれた「ゆしどうふそば」。
麺をさっと茹でて丼の中へ。昆布を入れたら豚ダシのスープを注ぎ、麺になじませる。そしてゆし豆腐をたっぷりと。最後に豚肉と卵とネギものせたら完成。

まずはゆし豆腐から

おいしい!あっさり!

ああ!おいしい!

しっかりとした大豆の味がありますね、お豆腐自体が濃い


どちらのゆし豆腐になるんですか?

花城豆腐といって、宜野湾市から持ってきてもらっています

昔から花城豆腐さんなんですか?

はいそうです
40年以上、50年近くなりますね

40年もずっと変わらず?

はい

ゆし豆腐は宜野湾市の花城豆腐工場で作ったもの。大豆の味が濃厚で食感はプルプル。ゆし豆腐は、大豆のエキスがたっぷり入ったスープもおいしい。
スープのお味は?

あー!スープもおいしい!
おダシは何から取っているんですか?

豚骨と昆布を炊いた汁とか、少しだけカツオも使っています

割合で言うとちょっと豚骨の方が強めになるわけですね

そうですね

ゆし豆腐には本来大豆の旨味がたっぷりのスープが付いてくる。そこに豚ダシを中心にカツオと昆布のダシも少々を入れるので、奥深い味わいに。味付けはシママース。とてもやさしくて体にスーッとしみ渡っていく。
続いて麺を

うん、うまい!
これはですね、照喜名製麺所の麺!

はい、当たりです

照喜名ウェーブがトゥルトゥルって弾いてくれるの(笑)


照喜名製麺所の麺もずっと変わらずですか?

そうですね、母が始めたその時からです。52年くらい前になります

へえ!

すごい!半世紀前だよ

ほんと、そうですよね
めっちゃ歴史を感じるわ

すごいなあ

ゆし豆腐、シママース、麺。すべてが一途な「ゆし豆腐そば」。50年近く変わらないおいしさを味わってみて。ただし、普通でも14時ぐらいには売り切れるのでお早めに。
手間ひまかけた中味が絶品「中味そば」

「中味そば」になります

きました!
「中味そば」!

あったかい

久しぶりに見ますわ「中味そば」

あははは(笑)
中味そば(大)(850円・税込)

こちらは「高江洲そば」もう一つの名物「中味そば」。ゆでた麺の上に中味(豚の内臓)をたっぷり。昆布をのせたら、今度は豚肉が入った方からスープを注ぐ。もちろん豚肉もたっぷりと。最後に卵とネギをのせたら完成。
まずはスープから

あれ?さっきとスープの味が違う気がする

こちらは、おそばに出すようなダシ汁で作っています

なるほど
同じく豚骨ベースで?

そうです、ベースは一緒です

こちらは豚肉を中心としたガッツリ系のダシがベース。そこに昆布とカツオのダシも入ってくる。まさに旨みたっぷりで濃厚。
続いて中味を


柔らかい!時間がかかっているんだろうなっていう柔らかさですね

ほんとに

こちらの中味は、まるまる仕入れてカットするって聞いたんですけど?


そうですね、ケース取りでやっていますので。それの脂を取って、切って、一度ボイルして

ええ!

すごい!

こぼして、また洗って、それからまた4時間以上炊くんですね


すごいわ!

ただでさえ中味って

大変よ

大変な中味の下処理をお店でやっている。さらに4時間かけて味を入れる。時間をかけて作る「中味そば」と、一途な「ゆし豆腐そば」。これはどちらも一食の価値あり。
Information

- 高江洲そば
おいしい「ゆしどうふそば」、ごちそうさまでした。
- 住所
- 〒901-2132 沖縄県浦添市伊祖3-36-1
- 電話番号
- 098-878-4201
- 営業時間
- 10時~16時 ※売り切れ次第終了
- 定休日
- 日曜日、ほか不定休
- 駐車場
- あり(12台)
- カード
- 不可
- 電子マネー
- 不可
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