ロシアがウクライナに攻め入って、1年。
子どもや女性、武器を持たない多くの市民が犠牲になっている。
78年前、私たちが暮らす沖縄も同じように戦場となり罪のない人たちが命を落とした。
その中には10代の女子学徒も…。そして、どうして自分は生き残ってしまったのか問い続けてきた人もいる。
元白梅学徒の中山きくさんだ。

友の死を無駄にしないためにきくさんは、命尽きるまで、平和と命を次の世代に渡すため行動し続けた。そのメッセージをお伝えする。
今回の追悼番組を制作するため沖縄テレビのライブラリーに残る映像を検証する過程で、制作者はきくさんには語れなかった「空白の40年」があることに気づく。きくさんの心の奥底にある悲しみとは…。
また、番組ではきくさんから想いを託された人たちから話を聞き、きくさんのチャーミングな横顔も描く。ウクライナ侵攻から1年となる今だからこそ耳を傾けてほしい、きくさん最後の平和のレクイエム。