番組審議会
第548回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の第548回番組審議会を10月8日(火)に開催しました。
今回の番組審議は8月25日放送、ドキュメント九州「沈まぬ記憶」で、
委員から次のような意見が寄せられました。
・大きくは疎開の話で、中に対馬丸があるという番組構成になっていることが、非常にわかりにくかった。そこに持っていく筋道で混乱したので、もうちょっと番組の作り方としてはあるのではと思った。
・糸数裕子さんという1人の人の人生や、体験に絞って親子の中で受け継がれていく記憶というところをすごく絞って伝えるということで、とてもリアルに感情移入ができたなという印象だった。
・眞榮城さん一家の3世代に続く女性が戦争の話、対馬丸の話を伝えてきたということが語られる場面
があったが、この3世代が出てくるシーンは非常に重要だなと思いながら拝見した。
・アーカイブであったり、著書であったりというところから生々しく再現する、糸数さんの思いというと
ころを再現する。伝える側の手法として非常に参考にさせていただきたいなと思った。
・子どもたちに戦争を二度と起こしてはいけない、平和のありがたさ、命の尊さを伝えるというのが、番組で一番伝えたかったことなのかなと思った。1年に1回は振り返る意味で再放送してほしい。
・「沈まぬ記憶」というタイトルが、内容に比べて抽象的すぎたと思った。このタイトルでやるのならサブタイトルで、対馬丸と疎開とか、疎開体験とかとやったほうがわかりやすいと思った。
・この番組を小学生向きのドキュメンタリーなんだというところにはっきり位置づけたら、本当に何十年も使えるようないい教材になると思う。ぜひそういうことも考えてほしいと思った。
出席:宮城能彦委員長 新城和博副委員長 我那覇奈緒委員 上間淳委員 照屋ゆきの委員 真境名育恵委員 滝本匠委員