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番組審議会

第551回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第551回番組審議会を2月12日(水)に開催しました。
今回の議題は沖縄テレビ開局65周年記念特別ドラマ「おきなわテレビはじまりものがたり」で委員からは次のような意見が寄せられました。

・衣装はもう少しこだわれたのではと感じた。主人公の衣装は十分印象的ではあったが、色が変わるだけでインパクトが出て、もっと沢山の方に印象付けられ、SNSでは「映える」のではと感じた。

・番組冒頭で主人公のおばあさんが「真実と娯楽」というテレビの役割についてキーワードを出した。今テレビ局が根底に置いていることなのだろうと思い、冒頭でテーマ設定が分かったのが良かった。

・脚本がガレッジセールのゴリさんという事で、お笑いのエッセンスが沢山入っており、子供からお年寄りまで見やすい番組構成だったと感じた。

・エンディング曲のヒヤミカチ節沖縄テレビバージョンに「真実と娯楽」という部分が上手く歌に落とし込まれていた。聞いていてとても耳に心地よかった。

・ウチナーグチと現代の言葉を交えながらユーモラスに見せてくれるテレビ番組が今放送されているか?ウチナーグチを話せる人が減っていく中で、こういう番組は今でも需要があるのではと思った。

・第一部はお笑いの部分とアイゼンハワーの中継などバランスが取れていて良かったが、第二部の名士劇などは内輪受けのようになっていて、喜劇部分にあそこまで尺を取らなくても良いのではと思った。

・OTVのOBの方から開局当時の話を聞いたことがあるが「自分たちは体を張って命がけで取材をしていた」と強調されていた。お笑いタッチのドラマなので難しいかと思うが、どこかでチラッと表現できたら対比させることでより面白くなったのではと思った。

また、今回の番組審議会では、元タレント中居正広氏と女性とのトラブルに端を発したフジテレビに関する一連の報道についてもご意見を伺いました。委員から以下のような意見が寄せられました。

・こういう事実を知ったときに、(フジテレビは)当該者をやっぱり守りきれてなかった。愛がない対応をしてしまったのが、(今回の一連の問題を)ここまで発展させてしまったのではないか。沖縄テレビも一番大事な原点を忘れずに、テレビ制作に取り組んでいってほしい。

・テレビ局に限らず、企業にも限らず、あらゆる組織が外部からの視点というのを絶えず日常において、仕組みとして、組織としてやっておかないといけないと強く感じた。フジテレビの社外取締役とかを見ていてもほとんどが放送業界の人である。この割合が、放送の人だけに限られているのが問題じゃないかと思った。

・会社としてCMを出している立場として、OTVは何も悪いことしていないから、自主制作の番組は我々のCMはそのまま続けようと。一方でフジテレビが流している番組については、ニュース番組以外はACに差し替える。OTV自主制作番組に対する支援をしていこうというような話を社内ではしている。

出席:宮城能彦委員長 新城和博副委員長 我那覇奈緒委員 上間淳委員 照屋ゆきの委員 真境名育恵委員 滝本匠委員

 

 

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