番組審議会
第482回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の第482回番組審議会が、平成29年12月12日(火)に開催されました。今回は7名の委員が出席しました。
今月の議題は『放送 この一年を振り返る』です。
委員から次のような意見が述べられました。
※ 今年拝見した番組は、全体を通して時代の流れという大きなテーマがあったように感じた。今年一番印象に残ったのは、やはり「島の美よう室」。喜んでもらうことが美容師の原点であるという姿勢は仕事をする意味を教えてくれた、素晴らしい番組でした。
※ 番組審議会で取り上げた番組の中では、「島の美よう室」が最も印象的だった。今年は、あまり大上段に構えるのではなく、淡々とした日常の生活を描くようなドキュメンタリーが多かった印象があるので、私としても非常に収穫の多い年だった。
※沖縄に住んでいながらも知らない情報や出来事が、改めてテレビ番組を通して知ることができた。その中でも感動的な番組や考えさせられる番組、ホッとするシーン、ほっこりする番組が多くあった。
※ 視聴させていただいた番組を通して感じたことは、映像と音声を駆使して目と耳に訴えるテレビの強みでした。そのテレビの特性に魂を吹き込むような綿密な取材が随所に光っていた。
※ 情動の社会学の視点を知ってから、テレビはドキュメント番組を含めてすべて情動的に見ているのではないかと思う。情動的に見た後で、理性的、理念的に分析しているのだと。視聴者のそういう思考形態が、テレビには存在することを今年初めて知った。
※ 我々経済界のメンバーからすると、報道、ニュースをもう少し充実していただきたい。例えば今、沖縄の経済が絶好調と言われているが、その絶好調さに胡坐をかくだけではなくて、今解決しなければならない課題が結構出てきているのではないかと思う。
※ 8チャンネル全般を見てみると、ドラマもバラエティーもニュースもどれを取っても、なぜか全般に他局と比べて弱いなと感じる。
< 審議委員 >
出席 : 山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山内 カンナ委員・山川 厚子委員・嘉数 道彦委員・本永 浩之委員・玉城 常邦委員