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番組審議会

第480回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第480回番組審議会が、平成29年10月10日(火)に開催されました。

今回は5名の委員が出席しました。今月の議題は8月30日に放送された『生つづける』です。

委員から次のような意見が述べられました。

※ 一人の人間としての生き方ですが、死の直前まで本人の会話が鮮明に記録されていて、本当に信じがたい映像だと思った。

※ 命の終わりを迎えるまで支えてあげたいという気持ちが、緩和ケアからも感じられた。
病気という暗いイメージよりも生きるというテーマにふさわしい番組だと感じた。

※ 緩和ケアというと、その人の最期の場所というのが一般的な考えだと思うが、當間光江さんの「そこは最期ではない、ここから始まるのだ。」という言葉で、すごく勇気づけられた人たちが多かったのではないかと思う。

※ 死に直面する患者と日々接する病院スタッフの方たちのケアは、仕事とはいえ精神力の強さが印象に残った。

※ できれば見たくないもの、できれば知りたくない、そういう世界を正面から扱って正面から考えさせる。本当にこれでもかというくらいに私たちに突き付けた鋭い番組でした。

※「生」と「死」について、人間の生き方について、幅広い世代の視聴者に多くの影響を与えた番組であったと思う。

※ 血圧が昏睡レベルの状態で痛みを和らげる処置の意味は、今回の番組で初めて認識した。緩和ケアとは、最後まで自分の判断を迫られるのだと分かり、自分ならどうするだろう、と考えた。

< 審議委員 >
出席 : 山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山内 カンナ委員・本永 浩之委員・玉城 常邦委員
欠席 : 山川 厚子委員(リポート参加)・嘉数 道彦委員(リポート参加)

 

 

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