番組審議会
第479回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の第479回番組審議会が、平成29年9月12日(火)に開催されました。今回は6名の委員が出席しました。
今月の議題は5月21日に放送された『生まり島ぬ言葉忘しね 国忘しゆん』です。
委員から次のような意見が述べられました。
※ 沖縄と似たような文化を持つハワイと沖縄の深いつながりを通してアイデンティティーの大切さがとても伝わってきた良い番組だと思う。
※ 印象的なものはいくつかありますが、高校生の玉城臣之輔君をはじめハンズオンの皆さんの活躍ぶりです。若いメンバーがうちなー口に懸命に取り組んでいる姿に本当に感心した。
※ハワイの県系人のエリックさんの活動や生き方に一番感銘を受けた。「ウヤファーフジ」という言葉がよく出てきて、その心を残そうというところに最もいい印象を受けた。
※ うちなー口でないと伝えられない感情や感覚があると思うと、今回のナレーションの仲宗根泉さんはとてもいい味を出していて、その言い回しにも違和感なくスッと番組に引き込まれた。
※ しまくとぅば自体に沖縄ならではの誠心誠意が込められている、アイデンティティーやDNAがある、だからこそこの言葉を受け継いでいきたいという思いがやはり大切ではないかと改めて感じた。
※ ハワイの県系人エリックさんと沖縄の若者の玉城臣之輔君の2人は、それぞれの個性が光っていてよかったが、「しまくとぅば」再生のヒントのようなものを提示していく面が弱かったように思う。
※ 番組は、うちなー口を大事にし、これからも残していかないといけないという大きなメッセージと今のままではどんどんそれが失われていくよという大きな危機感を伝えてくれた。
< 審議委員 >
出席 : 山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山内 カンナ委員・山川 厚子委員・嘉数 道彦委員・玉城 常邦委員
欠席 : 本永 浩之委員(リポート参加)