番組審議会
第457回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の第457回番組審議会が、平成27年6月9日(火)4名の委員が出席して開催されました。
今月の議題は、『まちかんてぃ〜明美ばあちゃん 涙と笑いの学園奮闘記〜』でした。
この番組は、2015年5月24日(日)13時からの55分枠で放送されたものです。
委員から、次のような意見や要望が述べられました。
※ 夜間中学、珊瑚舎スコーレに通うおじぃ・おばぁの表情がとても活き活きとしているのが印象的だ。年齢を感じさせないエネルギッシュな振る舞い、学びに対する貪欲なまでの熱意など見習うべき点がたくさんある番組で感動した。
※ 学びたいという人間の欲求や、戦さ世を生き抜いてからこそ分かる平和の大切さを、夜間中学というユニークな学園生活に身を置く後期高齢者たちの姿をヒューマンタッチに描き、生きることの意味を考えさせてくれた。
※ 前半と後半が別の番組のような気がした。沖縄戦が原因で学ぶことが出来ず、悲惨な生活を強いられたことは間違いないが、扱い方の比重が重過ぎた。戦争体験者が夜間中学で学ぶ楽しさを伝えるために沖縄戦を持ってきたのか、沖縄戦の悲惨さを伝えるために夜間中学を持ってきたのか分からない。
※ 福田 加奈子さんのウチナー口語りとナレーションの組み合わせが良い。
語りでおばぁちゃん達のキャラクターを引き立て、ナレーションで事実認識を深めている。作品に親しみと真実味を持たせる効果があった。
※ オープニングの音楽「We will rock you」は英語授業の一環として使用された曲目。自由に学べる時代をこれまで「まちかんてぃ」していたというタイトルの重みも、番組が進むにつれ、次々に発見することができた。伏線が見事に張られ、作り込みの上手さを感じた。
※ 沖縄のおばぁちゃんが何のてらいもなく、その素顔がストレートに収録されていて心の傷や、学ぶ喜びなど人生からにじみ出る言葉が味わい深く伝わった。
※ 夜間中学で学ぶおばあちゃんの熱き思いと、彼女らを取り巻く心優しき人々のコメント、そしてウチナー訛りで庶民性あふれるナレーション。その3つが上手に重なり合って番組が進行し、面白さをかきたててくれた。
<審議委員 >
山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山内 カンナ委員・山川 厚子委員
玻名城 泰山委員(レポート参加)・嘉数 道彦委員(レポート参加)・本永 浩之委員(レポート参加)