番組審議会
第442回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の番組審議会が、平成25年11月12日(火)14時から沖縄テレビ本社で5名の委員が出席して開催されました。
今回の議題は、「ドキュメント九州 沈黙を破る時 〜 米軍機墜落の恐怖、今なお 〜 」でした。
この番組は9月22日(日)24:25〜 30分枠で放送されたものです。
委員から次のような意見や要望が述べられました。
※ 米軍機の墜落事故を粘り強い取材により、被害者の貴重な証言を引き出し、問題の本質と責任の所在を浮かび上がらせた意味は大きい。映像による証言報道の手本となる番組だ。
※ 復帰後世代の視点から見た素直で情熱があり伝えたいという気持ちが、この番組に溢れている。一緒になって素直に見ることができた。
※ 過去の報道映像は時を経ても再度見直すことにより、新たな視点や問題点を浮き彫りにすることができると感じた。素材の一つ一つが十分にドラマを構成しているので、演出が過剰でなく抑制的な表現が成功している。
※ 日米地位協定の厚い壁が立ちはだかり、泣き寝入りを余儀なくされた実態があったなら、突っ込んであぶり出せば、理不尽・不合理な中に置かれた沖縄の現実をより説得力を持って伝えられた。
※ 沖縄の苦難を振り返ろうとすると、一番大きな事故を代表にして取り上げることが多い。そうすると、その事故だけが繰り返されることにより抽象化され、ディテールが見えなくなる。この事故を取り上げたことにより具象化が改めて徹底された。
※ 一人称で語るのなら、その葛藤を前面に出して欲しかった。ジャーナリストの役割は「祈ること」ではなく、時には人を傷つけ、多くの矛盾を抱えながらも「伝える」使命をいかに果たすことだと思う。
※ 日米地位協定を取り上げ「全国の沖縄化」が進んでいるとのナレーションがあったが、この「全国の沖縄化」とは何を指しているのか引っ掛かる。これをキーワードに再度、番組を制作して欲しい。
< 審議委員 >
稲垣 純一委員長・山内 カンナ副委員長・山内 彰委員
玻名城 泰山委員・山川 厚子委員・宮城 能彦委員(レポート参加)