くらしと経済 〜2017年放送

10月6日(金)最新技術で再評価?古くて新しい「石炭」エネルギー!

登川


こんにちは。登川二奈です。
石炭というと、過去のエネルギー源という印象があるかもしれませんが、技術革新で再び石炭が注目され始めています。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんにお話を伺います。宜しくお願いします。

北田


宜しくお願いします。

登川


石炭と言えば、SLと呼ばれる蒸気機関車が動力にしているというイメージがあります。

北田


SLの仕組みは、石炭を燃料にしてお湯を沸かすと蒸気が発生します。その力でピストンを動かして車輪を回しているんです。
しかし石炭は、二酸化炭素排出量が多くて環境負荷が大きいという難点がありますし、エネルギー資源としては過去のものというイメージがあります。その影響もあって、石炭を使用したSLは一度、時代と共に姿を見せなくなりました。
ところが最近、関東の一部地域で、観光による地域活性化を目的にSLが復活しているんです。

登川


そうですか。ところでそのSLの動力になっている石炭産業はどうなっているのでしょうか。

北田


石炭は日本の基幹産業として経済発展に貢献してきましたが、1950年代以降に安くて大量に利用できる石油が登場して、国内の多くの炭鉱は閉山に追い込まれました。
ところが東日本大震災以降、原子力発電に代わる石炭や液化天然ガスによる火力発電の役割が大きくなっています。
今では日本の電気の3割が石炭で作られていて再び注目されています。
しかし、国内の炭鉱が少ないため、現在はオートラリアなど海外からの輸入に依存しているという状況です。

登川


電気の3割が石炭でつくられているんですね。ということは、二酸化炭素も排出されているんですよね?

北田


実は今、実証運転中なんですが、ある発電会社が、石炭ガス化燃料電池複合発電、通称IGFCという仕組みを世界で初めて導入しました。
二酸化酸素の排出量が、最新の石炭火力発電のおよそ3割となっていて、石炭の持つエネルギーのおよそ55%を電気に変える高い発電効率を実現しました。

登川


具体的にはどのような仕組みになっているんですか?

北田


このIGFCは石炭に酸素を吹き付けながら1500度以上の高温で蒸し焼きにしてガスへと変化させ、そのガスでタービンを回すという仕組みです。
直接石炭を燃やさない為、二酸化炭素排出量を大幅に削減する事ができます。
それに加えて、発電の際にでる熱を利用して発生させた蒸気を利用する発電方法や、ガス化の過程でできた水素と酸素を反応させて電気を発生させる方法など、一度で3つの発電ができる非常に効率の良い仕組みなのです。

登川


環境に配慮したとても効率の良い仕組みですね。
今後の日本の技術の進展に期待したいと思います。
それではここでセミナーのお知らせです。

北田


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登川


今日は再び注目を集めるエネルギー源「石炭」について伺いました。
北田さんありがとうございました。

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